先日、多摩地域の水から発がん性のある化合物が検出されたというニュースが報道されました。
日本の水は安心という神話が崩れ去った出来事だったのではないでしょうか?
別の場所でも水道は本当に安全なのか?と気になりますよね。
また、日本は他国に比べても、水の消毒に使う量が多いという情報もあります。
私も浄水器を使っていましたが、それだけではどうにも心配になってきたので、とうとう思い切ってメガホーム社のメガキャットを購入しました。
なかなか高価なものなので、決断するまでかなり悩みました。
しかし、結論から言うと、購入して良かったと思います。
この記事では同じようにメガキャットの購入を悩んでいる人が、自分にとって最適な答えが出せるよう、
実際に使ってみて分かったこと
使ってみないと分からないことなど
の情報を書き出してみました。
この記事で購入する際の参考にしてみてくださいね。
目次
私がメガキャットを選んだ理由
私がメガキャットを選んだ理由は主に下の3つです。
- 長年の実績と信頼がある
- クチコミで話題
- シンプルな取り扱い
そもそも初めてメガキャットを知ったのはSNS。
そこで、メガキャットが使い勝手がいいという話を聞きました。
シンプルな作りで長期間安定して使える。
さらに機器の寿命が来ても2台目3台目と購入するコアなファンがいたことも大きいですね。
1台目で不満があったら継続購入はしないだろうと。
ちょうど、水に対しての懸念を抱き始めたときに理想的な商品だと思いました。
居住地域の水源が化学物質に汚染されていた事を動画で昨日知って愕然としている💦
メガキャットを買って対応します。
まおちゃんの飲水も安全な水に! pic.twitter.com/eEjR5PImRY— 元保護猫まおちゃんとの日々 (@xSaGl8S0MtXodOj) February 8, 2023
浄水器では取り除けない物質が混入している可能性も浮上していたため、蒸留であれば安全性は高まるだろうとも思えました。
また、蒸留水生成器の家庭用を製造しているメーカーが検索しても他に出てこないため、ほぼ一択という状況でした。
届いたメガキャットを開封・組み立ててみた
配達時にはダンボールなどには入ってなく、外箱に直接伝票が貼られていました。
私の場合はそこまで気にならないので、無駄なゴミも増えず、配送料(消費者側は無料ですが)のムダも減っていいかと思いました。
天面はこんな感じ。
開封すると、発泡スチロールの上に納品書やマニュアルが置かれています。
マニュアルや説明書など。
この発泡スチロールの中に本体や付属品類が入っています。
取り出してみると、発泡スチロール箱の外側に付属品が3つ付けられています。(洗浄用のクエン酸、活性炭、電源コード)
発泡スチロールはこのように透明テープで縁をぐるりと一周させて留めているので、剥がすときはぐるっと剥がす形になります。
発泡スチロールを開けると、このように本体が出てきます。
本体は意外と大きいです。通常のポットよりも二周りくらい大きいイメージでしょうか。
本体の蓋を開けるとこのように別の付属品が入っています。
中に入っていたガラスポットを取り出し…
ガラスポットの中にあった付属品をさらに取り出します。右からガラスポットの取手を付けるための帯金具、ガラスポットの蓋、取手の入った小箱。
左の茶色い小箱には、ガラスポットの取手と本体に取り付けるノズルが入っています。
こちらは発泡スチロール箱の外側にあった活性炭。
活性炭はこのように半分に折ってノズルに入れます。
活性炭は入れなくても問題なく使えます。
ただ、機械臭やプラスチック臭がなかなか取れないというときに、これをセットすると、ニオイが取れてより美味しく飲めるようになります。
必須の消耗品というわけではないので、必要な場合は使うといいです。
ちなみに、最初は洗浄のための運転が2回必要で、その2回は蒸留した水を飲めません。
活性炭をセットしても無駄になるため、洗浄の2回が終わってからセットするといいでしょう。
ガラスポットの取手を取り付けてみて気づいた注意点など
ガラスポットの取手を取り付けるときに用意する道具は6mmプラスドライバーです。
取手の器具は下の写真にある3点。
プラスチックの取手と、取手カバー、金属バンド。
ネジは金属バンドに付いています。
取り付けは15~20分くらいでした。
マニュアルを読みながらだったので、それがなければ5~10分程度で終わると思います。
工程事態は非常にシンプルで簡単です。
金属バンド2本をガラスポッドに巻いて、その上から取手をネジ止めするだけ。
注意点として、取手のネジはなかなか完全に締まり終わりません。
空回りしているのか心配になりますが、そのまま回していくとしっかり締まります。
心配な場合、途中で上と下と交互に変えながら回して行くと、ちゃんと締まるかと思います。
完全に締まり終わると、取手がずれることはなくなり、4リットルの水の重さでもびくともしなくなります。
実際に使っている写真とサイズ感
上の写真は実際に使っている最中の写真です。
右の本体で蒸留した水が、左のガラスポットに滴下していきます。
本体に満タンに入れた水が6時間で全てガラスポットに移動します。
また、蒸留中でも溜まった水を使うことができます。
ポットの代わりにコップなどに置き換えて滴を受け止めて、その間に鍋などにガラスポットの水を注ぐ。
6時間完全に経ってからでないと飲めない使えないというわけではないので、そこも便利。
写真では大きさが分かりやすいように、中央にペットボトルを置いています。
本体(右)の縦横の大きさは通常の鍋のサイズと同じくらいかと思います。
炊飯器程度の幅のイメージです。
高さはそれらの倍くらい。
ポットも縦横の幅は同じくらいです。
二つ置くとそれなりに場所を取るので、あらかじめ置き場所を決めてスペースを開けておくといいです。
メガキャットを使った感想
飲んでみた感想
結論から言うと、未知の体験をします。
蒸留水を飲むと、喉を通る瞬間に水が消えます。
水を飲んでるのに空気を飲んでいるような感覚で、一口目は感動しました。
でもしっかりお腹には水を飲んだ感覚があり、飲みきれない状態になります。
説明書には、蒸留水は「物質を吸着する力が高くなっている」とありました。
体の中の悪いものも吸着してくれないかなと、淡い期待も抱いています。
コーヒーにして飲んでみたら、先程と同様スッと喉を通る(消える)喉越し。
香りもいつもより感じられるような気がしました。
ごくごく飲めてしまうので、あっというまに飲み干してしまいました。
ちなみにコーヒーはインスタントですが、お湯を注いだ瞬間の粉の振る舞いが違う気がしました。
蒸留水にあれよあれよと吸い込まれるように粉が巻き込まれていったように見えました。
いつもお湯を注ぐときは、お湯とコーヒーが弾きあっているというか、馴染むまでに時間がかかるように見えました。
推測ですが、蒸留水で溶かすと、コーヒーを吸着するように引き込んでいたのだと思います。
お米を洗った瞬間も違っていて、研いだお米から白い研ぎ汁がいつもより濁って出ていました。
お米に深く浸透したり、水がお米の成分をより吸着した結果だと思います。
炊きあがったお米ももちろんふっくらとして甘みが増し、美味しかったです。
通常の水道水(浄水器使用)の水で炊いたご飯もあったので、一緒に食べ比べてみましたが、断然違いました。
炊きあがったご飯の見た目も白さが増したように見えました。
組み立ての感想
組み立ては少し面倒さを感じました。
マニュアルの文字数が多く、読むのに時間がかかる点と、蒸留水生成器自体初めてだったので、どの部品が何に使うのか、しっかりマニュアルを見ないと想像が付きません。
デメリットの項目でも紹介していますが、マニュアルを一通り読むのにもそれなりに時間がかかります。
ただ、誰でもできるようにはなっているため、必要以上にこの点を懸念することはないかと。
ガラスポットはその材質から重いイメージがありましたが、空の状態であれば見た目よりもずっと軽かったです。
マニュアルを読む時間を除けば、最初の開封から組み立てまでは15分くらいあればできると思います。
ゴミもそれほど出ないので、ゴミ捨ての時間は気にしなくていいですね。
洗浄を兼ねた最初の運転前に、内釜をスポンジなどで洗う必要があります。
メガキャットのメリット・デメリット
メリット
1.手軽に安心安全な水が飲める
これが最大のメリットでしょう。
浄水器を通しても、取り除ける物質には限度があります。
蒸留することでそれらの物質も除去でき、より純度の高い水を手軽に取り入れることができます。
実際に、私も浄水器を今まで使用していました。
蒸留するときも浄水器で浄水した水を蒸留しています。
しかし、蒸留後に残った不純物の跡を見て愕然としました。
「浄水してもこんなに残っているものなのか…」と。
具体的には白い粉末状の物質と、茶色い物質が蒸留後残留物として残っていました。
上の画像は5回くらい蒸留した後の内釜の残留物です。
公式ページでは、白いものはカルキの残存物、茶色いものは鉄分だろうと推測していました。
カルキは浄水で無くなっているものと思っていたので、ショックでした。
浄水性能が悪いわけではなく、実際に浄水するとカルキ臭、塩素臭はなくなります。
ニオイは無くなってもカルキは残っていたと。
蒸留してみて初めて知ったことです。
透明に見えた水のなかに、こうした不純物が入っていたのかと思うと、蒸留でないとなかなか飲みたくないと思ってしまいます。
このあたりの気持ちの変化は他のクチコミでも見られました。
2.フィルター交換などの必要がない
浄水器を使用していると、定期的にフィルター交換が必須になります。
しかし、蒸留水生成器であれば、フィルター無しでキレイな水が飲めます。
付属品として活性炭がありますが、これが無くても問題なく飲めます。
水のニオイが取れないときに使うための付属品なので、必須ではありません。
溜まった不純物の除去にクエン酸が必要となりますが、フィルター交換より断然安価です。
ちなみに、付属品のクエン酸を使い切ったあとも、食品グレードのものを使ったほうがいいようです。
蒸留水のニオイが取れないとき、クエン酸水を蒸留させて本体を除臭掃除する工程があるのですが、クエン酸を混ぜることで、冷却パイプの除臭掃除になるようです。
冷却パイプは飲み水が通る場所なので、食品グレードのものの方が安心だと思います。
付属のクエン酸も食品グレードで、万が一内釜に残って飲んでしまっても大丈夫だと書いていました。
3.災害時などいざというときの飲み水になる
災害時に断水してしまったとき、例えばお風呂に溜めた水をメガキャットで蒸留することもできるでしょう。
この使い方はメーカーが推奨しているわけでもありませんし、実際にホームページでそのような使い方ができると書いているわけではありません。
しかし、井戸水の水を蒸留水にすることはできると書かれていました。
個人的な推測の範疇になってしまいますが、それならお風呂の水も蒸留できるのではないかと。
もし不安な方は問い合わせてみるといいかと思います。
井戸水が近くにあればそれを使うといいでしょう。
デメリット
1.初日は蒸留水を飲めない!
配達到着初日は時間的にまだ蒸留水を飲めません。
先程も少し触れましたが、最初に洗浄のための蒸留水生成が2回必要だからです。
1回にかかる時間は6時間です。
2回で12時間なので、朝一番で配達してもらってすぐに生成を始めたとしても、夜の9時や10時になってしまいます。
なので、購入して到着次第すぐ使いたい!という方も、初日を省いて使用開始スケジュールを考えるといいと思います。
配達到着プラス1日経ってようやく飲み始められると考えておくといいでしょう。
取手を取り付ける時間は10分から15分くらいかかりました。
マニュアルを読む時間を加えると、プラス10分くらいは見ておくといいと思います。
翻訳の説明文のためか、少し分かりづらい文章になっているので、やや時間がかかりました。
また、マニュアルの写真が小さいため、老眼の人は苦労するかも。取手の帯金具の取り付け方写真があるのですが、小さい部位を小さい写真で説明しているため、かなり分かりづらいです。
先を読み進めないと意味が分からない部分も出てくるので、これってどういうこと?と思っても先を読んでみるのをおすすめします。
終わってみると、なんだこんな簡単だったのか!と拍子抜けしてしまいますけどね。
2.マニュアルが翻訳のためか分かりづらい
マニュアルは全て日本語ですが、翻訳のためか意味が少し理解しづらかった面がありました。
言い回しも海外らしい説明の仕方だと感じました。
ただ、ちゃんと読んでいけば分かる内容になっているので、その点は安心していいと思います。
3.マニュアルの文章が多く、読み切るのに時間がかかる
マニュアルを一通り読むだけでも30分はかかりました。
早い人は20分もかからないかもしれませんが、先述の②の理由もあるので、余裕を持って時間を見積もっておいたほうが無難です。
メガキャットの口コミ
他にメガキャットを使用した人の口コミを調査し、良い口コミと悪い口コミをまとめてみました。
悪い口コミ
音が気になる
メガキャットを使って水を蒸留するとき、ファンが回転するモーター音がそこそこします。
私が使った印象はそこまで気にはならなかったですが、住宅環境によっては少し気になることはあるかも。
しかし、比較的軽い音なので、壁の向こうまで聞こえるような音ではないように思いました。
ガラスボトルを割ってしまうことがある
うっかり落として割れてしまったという口コミもありました。
説明書を見ると、両手で取り扱うように推奨しています。
また注ぐときもボトルを傾けるだけにして、接地面からは完全に浮かせない形にすれば防止しやすいとありました。
その他、ガラスではなくポリ容器タイプも選択できるので、こちらなら割れる心配はありません。
ポリ容器は別売りでも売っているので、割ってしまったときや、作り終わった蒸留水を入れておくための容器として追加しても良さそうです。
良い口コミ
水の味が違う
メガキャットの水は、市販の水と比べるとまろやかで、とても飲みやすいです。
また、料理に使う水としても、味や風味を引き立てることができます。
簡単に使える
蒸留水器は初めて使うので不安でしたが、メガキャットはとても簡単に使えました。
取扱説明書の文章が多いですが、操作は至ってシンプル。
水を入れてコードをセットしてボタンを押せば蒸留スタートです。
以上がメガキャットに関する主な口コミです。
メガキャットがおすすめの人
実際に購入して使ってみた私が思う、メガキャットがおすすめの人です。
- 水道水や浄水器だけでは不安が残る
- 安心して水を飲みたい
- 健康や美容の意識が高い
- 料理をより美味しくいただきたい
メガキャットを買うならどこで買う?
アマゾンや楽天などでもメーカーがメガキャットを販売していますが、私は公式ページで購入しました。
私が公式ページで購入した理由
メガキャットを公式ページで購入した理由は、
- 安心であること
- 保証がしっかりしていること
- アマゾンなどで買うよりメーカーに還元できる
です。
アマゾンで購入しても保証はもちろんありますが、アマゾンサポートは最近は外国人が担当していることが多くなっています。
なかなかスムーズに話が通じなかったりするので、なにかあったときにアマゾンサポートを使うことになったら少し不安かなと思いました。
メガキャットの説明書にも、故障や修理の際は「販売店に相談してください」と書かれています。
販売店が公式ページであれば、直接公式販売店に相談もできるので、やはり安心です。
3つ目の理由は、メーカーにとってアマゾンや楽天で販売することは大きな手数料を払うことになるからです。
販売額の何%かを払うことになり、メーカーは自社のホームページで販売するよりも利益が少なくなります。
いい商品の品質をこれからも保ってもらうためにも、ホームページで購入すれば少しは足しになるだろうと。
消費者にとっては同じ販売価格ですが、メーカーの内実は違ってきます。
その点が3つ目の理由です。
アマゾンはお急ぎ便もありますが、メーカー購入でもすぐに届きました。
注文後の翌営業日には宅急便で出荷され、その翌日には到着しました。
注文確認メールには出荷予定日も書かれ、出荷連絡メールももらえるので、受け取り当日にちゃんと受け取れるよう準備しておけます。
時間帯指定もできるので安心でした。
まとめ メガキャットを購入してみて満足
メガキャットを実際に使った私の気づいたこと、使用感、感想などを紹介してきました。
高い買い物だったので、悩みに悩みましたが、結果的に買って良かったと思います。
水も食事も美味しくなって、安心な水を手軽に作れるようになったので。
想像してみてください。
- 純粋で美味しい水を毎日飲んで嬉しくなっている自分
- ご飯やお味噌汁、コーヒーが別物になって食事が一層楽しく感じている自分
- 家族の体のことを考えて、より安心に過ごせるようになっている自分
- 水質変化のニュースを見ても、蒸留水器があるという安心感を抱けている自分
- これらの変化で今までより快適に過ごせるようなっている自分
この記事へのコメントはありません。