いつも小屋の上で寝ているスヌーピー。
その理由は閉所恐怖症のために小屋の中で過ごせないためと言われています。
しかし、過去に彼は小屋の中で過ごしていることもありました。
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小屋の中で過ごすシーン
下の一コマでは小屋の上にアンテナを立て、中でテレビを見ています。
また別のシーンでは子供達とともに小屋の中に入っていく姿もあります。
This strip, published 64 years ago today on January 31, 1954, is the first time that Snoopy's doghouse is revealed to be bigger on the inside. We learn in later strips that it has a pool table, a library, and a Van Gogh painting downstairs–to name a few. pic.twitter.com/86ikTkKAk4
— SchulzMuseum (@SchulzMuseum) 2018年1月31日
スヌーピーの小屋の中はどうなってる?イラストは?
イラストはないようですが、以下のような設定のようです。
「スヌーピーの住んでいる犬小屋は、四次元空間なのか、はたまた地下室でもあるのか(チャーリー・ブラウンの話では階段があるので地下室はあるようだ)、外見では想像出来ないほど広い(ライナスが逃げ込んだりテレビを見ていたりする)。
玄関ホールにはカーペットが敷いてあり、観葉植物が置かれていたりテレビやエアコン、さらに卓球台やビリヤード台が設置してあるという。スヌーピーの犬小屋の中はいくつかの部屋に区切られていて、図書室などもある。時々チャーリー・ブラウンやライナス、シュローダーが彼の家の大掃除を手伝う。かつてはゴッホの絵が飾られており(1966年9月19日の火事で焼失)、現在はワイエスの絵が飾られている。スヌーピーが隣の猫をからかうたびにしょっちゅう破壊される。」
スヌーピー50周年イベント「AAUGH! SNOOPY ~ぼくらのひみつを~」で小屋の内部をイメージしたものが展示されたんだとか。
背の高い草むら恐怖症
背の高い草むらから飛び出て逃げるシーン。
ここではチャーリー・ブラウンが語っているように
背の高い草むら恐怖症
という設定です。(だから猟犬になれないとも)
しかし低い草むらなら寝れるようですね。
そして別のシーンでは雨が降る日でも屋根の上で過ごし、
中に入ろうと試みるも、どうしても入れないと葛藤しているシーンもありました。
スヌーピーの比較的初期の作品では閉所恐怖症は無かったようですね。
そのため、恐らく次の2つのどちらかと思われます。
・後から閉所恐怖症が設定された。
・ストーリーの中で閉所恐怖症のきっかけとなる出来事があり、発症した。
これは前者のようです。というのは、
・閉所恐怖症になった理由についてそれらしい記述は見当たらない
・「高い草むら恐怖症」から「閉所恐怖症」へと変遷している
・スヌーピーの作者は他のキャラクターでも設定を途中から変更している
これらのことから、設定が後から変更されていった可能性が高いでしょう。
しかし、あえて物語の中で閉所恐怖症を発症する出来事があったと
仮定して見てみると面白いかもしれません。
それは例えばどんな出来事だったのでしょうか?
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閉所恐怖症の理由を考えてみる
チャーリー・ブラウンに飼われる前のスヌーピーの境遇を見てみると
一度女の子に買われた後、兄弟のいなくなった出生地に
戻ってくるシーンがあり、とても寂しそうです。
女の子に飼われていたときは、素直な性格でした。
しかし寂しく戻って来てチャーリーブラウンに買われた後は
チャーリーの言うことを素直に聞かない、ひねくれた
反応ばかりしています。
そのため、
小さい頃の寂しい記憶が後の閉所恐怖症へと繋がった・・・
ということかも。
(現実の人の閉所恐怖症発症原因とはかけ離れているかもしれませんが)
ただ、作品初期でチャーリーから与えられた犬小屋の中で
過ごしているシーンがあるため、これが全ての原因と考えるのは
難しいかもしれません。
そのため、一因としてなら考えられるかもしれません。
スヌーピーの兄弟
スヌーピーは8人(匹?)兄弟です。
同じビーグル犬ですが、それぞれ個性的な特徴を持っています。
・スヌーピー
・ベルBELLE
結婚して子供がいる。目がぱっちりの女の子。
・オラフOLAF
瓶の口に息を吹いて音をだすのが得意。醜犬コンテストで優勝。
・ローバーROVER
茶色い耳に黄色い首輪を付けた兄弟。アニメのみに登場。
・モーリーMOLLY
ピンクの首輪をつけた女の子。アニメのみに登場。
・スパイクSPIKE
孤独と旅を愛する不動産屋。スヌーピーの婚約者を奪ったことがある。
・マーブルスMARBLES
スヌーピーの変装癖に嫌気が差し、旅に出る
・アンディANDY
フサフサの毛が特徴的。オラフと仲が良く、一緒に旅に出る。
やはり兄弟全員が仲が良いというわけでないようです。
共通して見られるのは、「旅好き」という点ですね。
またアニメでは全員で合奏もしています。
性格で合わない点があっても遺伝的に
趣味趣向が似る部分もあるということでしょうか。
スヌーピーの性格
人によって現れる性格が違いますが、
・ナルシスト
・少しひねくれている(昔は素直)
・チャーリーブラウンには素っ気ない
・女の子に対してはジェントルマン
・しかしルーシーには物を投げる
・豊かな想像力を持っている(小説も書くほど)
・物怖じしない
・猫嫌い
・クッキーが好き
という性格が見られます。
可愛らしい外見に反して垣間見える黒い一面が魅力を引き立てていますね。
かわいくてもただ素直な犬だったら、これほど多くの人には愛されなかったかもしれません。
(あくまで漫画としてですが。笑)
意地悪もするけど、どこか憎めないキャラクターという感じです。
まとめ
後付けで設定されたと思われるスヌーピーの閉所恐怖症。
逆に小屋の中で過ごせる設定のままだと、
体格的に小屋に入れないチャーリーブラウンたちとの
日常のやりとりを描くのが難しくなるように思います。
雨や雪の中で小屋に引き込もられたら、物語として面白くなさそうです。
(小屋の中は遊ぶにはこの上ない場所のようですが)
また、閉所恐怖症にまでしなくても、
「見晴らしのいいところで日向ごっこをするのが好き」
という設定でも良ったのでは?とも思いますが
ブラック・ジョークのネタとしては弱そうですね。
猟犬としても活躍するビーグル犬という種なのに、
猟犬として致命的な欠点を持っている。
しかしその欠点をスヌーピー本人は、あまり気にしていないようです。
どこか良い意味での開き直りをしているくらいです。
そういった陽気なキャラクターが、長く愛される一つのポイントかもしれません。
A peanuts book featuring Snoopy (1)
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