お笑い芸人のドランクドラゴン鈴木さんが
お弁当にまつわるエピソードで
未だに忘れられないとして
ラジオ番組で話していた内容が話題になっています。

はねトびという番組の母の日特集企画
「芸人の母ちゃんの弁当を格付けする」。

個人的には泣けるというより、ふざけすぎという印象です。

この企画でアンガ田中さんのお弁当を
酷評したという俳優やタレントは誰だったのでしょうか？

調べてみました。

酷評した俳優タレントは誰？

この企画は2011年5月18日の放送のようです。

そして出演した俳優（女優）は

・長澤まさみ
・溝端淳平
・成海璃子

さらに途中から小森純という
当時読者モデルをしていたタレントが
審査に加わったそうです。

俳優は溝端さん一人なので
「まずいと言った俳優」となると
溝端さんのことかと。

出典：http://trendnews-hamajaka.blog.so-net.ne.jp/

さらにビリを決める場面で小森純さんが登場。
審査は愛情で選ぶと言って出てきたとか。

出典：https://matome.naver.jp/

その愛情で選んだ結果、
田中さんの弁当がビリに決定します。

理由は冷凍食品が使われているからだと。

しかし田中さんは

「うちの母ちゃんは看護師やってたの！
3交代制で忙しくてそんな中で作ってくれた弁当なの！
そんな弁当をイチ読者モデルが簡単に否定するんじゃねぇよ！
この弁当で俺は出演者の中で一番背が伸びたんだよ！」

と必死に抗議し、弁当を食べたといいます。

※お弁当の名前は「元気モリモリVC弁当」だそうです。

抗議の仕方にネタっぽさはあったようですが
そこは複雑な気持ちもあったんじゃないでしょうか？

お笑い番組に出演しているので、
笑いのないマジギレは芸人失格。

しかし自分の家庭の事情を何も知らない
薄っぺらい女に愛情のなんたるかを語られ、
格付けされる。

ちなみに、
小森純さんは当時25歳くらい、
田中さんは35歳くらい。

もし自分が田中さんの立場で、なおかつ
番組という大衆の目にさらされていなかったら
「この小娘が～っ！」と怒り爆発しそうです。笑

田中さんの気持ちはこれらが
入り混じっていたんじゃないかなと思います。

ビリ決定まで審査が進む中でも
出演俳優達に酷評されまくっていただけに、
我慢が限界に達してもおかしくないように思います。

なすびさんのストーリーから見るテレビの怖さ

お笑い芸人のなすびさんがかつて電波少年という番組で
懸賞だけで生きていけるか？という企画に挑戦していました。

当時を振り返るなすびさんは、

「地獄でしかなかった。」

と語っています。

そして番組を見ていた人達にとってあの光景は
「面白おかしいものとしか捉えられていない」とも。

テロップや音声などの映像加工で
いくらでも見せ方を変えられる。

「テレビで洗脳操作されているようで怖くなった」
となすびさんが言っているのを知りました。

当時の番組を私も見ていたので
このなすびさんの発言にはショックを感じました。
こんなもので自分は笑っていたのかと・・・

いや、笑わされていたのかと・・・

しかし電波少年のプロデューサーも
なすびさんに「あのときは悪かった」
と謝罪していたそうです。

アンガ田中さんもはねトびの番組の絵として
おそらく面白く加工されていたことでしょう。

出演者たちの笑いも加わります。

なので、そういった演出や加工無しで田中さんを見れば
怒りの方が色濃く現れていたのでは？という気もします。

お笑い芸人を辞めることになってでも
そこは心底抗議したい気持ちになるのかと。

そもそも芸人を怒らせるという企画だった
ようなので、もちろん俳優やタレントの人たちも、
ヤラセでやっていた可能性もあります。

そう考えると、あれは俳優たちの嫌われ役の
演技の見せ所ということだったのでしょうか。

（台本なしの素の審査だった
可能性もありますが・・・）

しかし分かっていてもこれは田中さんにとっては
一生忘れられない嫌な思い出になったのでは？

ドランク鈴木拓さんのように傍から見ている人に
とっては泣ける話ですが、田中さん自身が
そんなものを感じる場面は無いように思います。

今でも思い出すと泣いてしまうエピソードが
果たしてヤラセで酷評していたものなのか？
という疑問も残ります。

ヤラセで酷評されていたもので田中さんが怒り、
その姿を思い出すと数年経った今でも泣ける、
というのはおかしな話です。

そういえば、最近、キンコンの西野さんが
地方局のディレクターの態度の悪さに呆れ、
収録途中で辞退したニュースもありました。

「信頼関係の無いイジりはいじめと一緒」
とコメントがありました。

今回のアンガ田中さんのお弁当酷評は
果たして信頼関係のあるイジりだったのでしょうか？

お笑い芸人仲間ならともかく、
普段面識の無さそうな俳優や、
タレントモデル達と、そこまでの
信頼関係が築けていたとは思えません。

まとめ

はねるのトびらは当時、

「親が子供に見せたくない番組」

として高ランクを維持していたそうです。

よく分かります。

善悪の判断が未熟な小学生あたりが
この面白おかしく加工された恐ろしい番組企画を見たら、
次の日学校で友達の弁当を食べて
「まずい！愛がこもってねえなこれ！笑」
などと平気で言っていそうです。

個人的にはこういったお笑い番組は
いじめの温床になっていると
感じざるを得ません。

あまりテレビは見ない方ですが、
今でも視聴率重視でこういった番組が
ある可能性もあるかと。

なんとかしてもらいたいですね。