第93回手塚賞に応募された方へ編集部よりお知らせです。今回応募されたペンネーム「藤村どら」さんと急ぎ連絡を取らせて頂きたいと考えております。
詳しくは、以下のURLをご確認して頂きますようお願い致します。https://t.co/kH8j6SedTJ— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) 2017年5月9日
週刊少年ジャンプの集英社が開催している第93回手塚賞に
応募した「藤村どら」という人(ペンネーム)がジャンプ編集部
から「急ぎ連絡を取りたいから連絡ください」というツイートが
されて話題になっています。
ジャンプが急かすくらい稀に見る逸材だったということ?
面白い作品だったら早く見てみたい!
気になるこの人は、どんな人なのか、
どんな絵を書くのか?
作品はどんなものなのか、調べてみました。
どんな作家?
現状藤村どらさんについての情報は見られませんが
手塚賞の応募方法や経緯などから人物像を模索してみました。
手塚賞の応募方法、条件などは
原稿枚数31ページ。
手塚賞はストーリー漫画部門となるのでギャグではなく
ストーリー漫画で31ページ以上のボリュームがあるということですね。
デジタル原稿OKでCD-R、DVD-Rのいずれかで送付。とあります。
今ってそんな応募方法もあるんですね。
あまり漫画制作業界の詳しいことは分かりませんが
確かに現在はペンタブレットなどが普及しているので
プロでも作画はデジタル機器で行っていそうです。
締め切り日は2017年3月31日。
もう結構経っていますね。一ヶ月ちょっと。
それだけ多くの応募があったということでしょうか?
それとも選考が長引いたということなんでしょうか?
それ以降に到着した作品は、自動的に第94回手塚賞に繰り越されると。
賞金と賞品
・入選:正賞手塚・赤塚杯+賞状+副賞200万円+記念の楯+掲載権
・準入選:賞状+副賞100万円+記念の楯+掲載権
・佳作:賞状+副賞50万円+記念の楯
注意事項として
原稿の最終ページの裏に、住所、氏名、年齢、
職業、電話番号(連絡先でも可)、
略歴を明記すること。
とあります。
なるほどペンネームだけじゃ応募はダメなんですね。
・・・え?ってことは藤村どらさんはこれらを書いてなかったってこと?
書いてあったらジャンプがツイッターで連絡を依頼したりしないですよね。
ジャンプが苦肉の策としてツイッターで呼びかけたということでしょうか。
ん?でも送付するときに封筒なんかに入れたら
送付元の名前や住所も書くのでは?
無くても郵便は届きますが・・・
送付元の住所が書いてあれば、
最悪編集部が直接訪問、または一筆書いて
連絡することもできそう。
ツイッターで呼びかけるよりそのほうが確実でしょう。
それすら書いて無かったということ?
・・・しかしそれは違うかも。
応募の注意点に、原稿の最後のページ裏に名前等を
書かせる理由は、多数の応募封筒を一斉に開けて、
どの原稿がどの封筒にあったかなんて管理はしていない
ということでしょう。
それに応募する側も入賞するかどうか分からないものに、
(入賞する可能性のほうが低い)
わざわざ送付元を書く人もあまり多くないのかなとも思いました。
ここまで来ると藤村さんは狙って書かなかったのでは?
なんて邪推も浮かんできます。
「謎の新人現る!」
「作者は特定できていませんが
入選したため、本誌に掲載することとなりました。」
「本誌の掲載をもって作者の方に気づいていただき、
目にされましたらご連絡をいただきたいと思っています」
なんてことにも、もしかしたら発展するかも?笑
それかどうせ入賞しないだろう、という諦めから
名前等は一切書かなかったのか・・・
藤村どらさんは恐らく最低でも
佳作に入っていたものと考えられますね。
となると、それだけ優秀な作品を
作ったということで、才能もありそう。
なのに肝心なところが
抜けてるなんて!もったいない!
これで連絡がつかずに受賞し損ねたら
さらにもったいない!
才能ある人ってその分野以外では
抜けてることが多いんでしょうか?笑
将棋の藤井聡太4段も中学生で
プロ入りしたことで話題ですが、
対局後に会場に服や傘を忘れてしまうと
藤井さんのお母さんが語っていました。
それだけ何かにエネルギーを
注いだ結果なのでしょうか?
だとしたらそういったミスは
あまり咎められない?
もちろん無いに越したことはありませんし、
直したほうが絶対いいですが。笑
作画などはどんな作品?
今のところ藤村どらさんの絵や漫画の内容も
まったく公開されていません。
そのため、こちらも過去の
手塚賞受賞作品を振り返って、
模索してみたいと思います。
坂東直「Real haunted HOUSE」
この作品は平成28年の上半期に入選した漫画です。
なんと平成19年以降受賞者の無かった手塚賞入選作品なんですね!
あらすじは
山奥にある廃墟で、訪れた人を驚かせることを
喜びとする幽霊の主人公貴喜(たかよし)が、
女子高生のマナカと出会い、ハートフルな物語を展開をしていく
というストーリー。
キャラクター、見せ場、演出力が評価され、
今回の受賞に至ったそうです。
これはストーリーには特に凝った内容が
あるようには見えませんが、
漫画の中での描く力も入選の
大きなポイントなのかもしれませんね。
黒木渉「Whim」
この作品も平成28年。準入選作ですね。
あらすじは
主人公はどこにでもいる高校2年生・神宮春。
クラスでは一人、本を読むなど大人しい一面がある。
それ故にどこか斜に構えた性格をしている。「こいつらは自分が今日死ぬなんて夢にも思ってないんだろうな。
今日死ぬと分かったらどんなに瞬間を大切に生きるのだろうか。
今夜8時きっかりに巨大な隕石がこの辺り一面に降り注ぐ」神宮春は「神様」だった。
神宮春は何十度目かの転生で生まれ変わったにすぎない、いわば仮初の姿。もちろん神様は未来を見通す力があり、当然隕石を簡単に止める力もある。
しかし春はだれも救う気はない。
となっています。
昨年の受賞作品のストーリーとしては、
どちらも高校生の世代が主人公。
男と女が劇中で心を通わせていく内に
お互いの内面が変化し、考えや行動が変わっていく。
このあたりの少年誌のベースになる点は、
恐らく藤村どらさんの漫画にも同様に
見られるのではと思います。
そして手塚賞で評価される点は
構成力や、表現力などがどちらかというと
大きくかかわっているようなので、
藤村どらさんが大きな賞を受賞していた場合、
ストーリーが斬新、というより(ここも大事でしょうが)
そのあたりが上手いんでしょうね。
どんな絵か
過去の手塚賞受賞作品を見てみると、
絵に関してはやはりジャンプらしい絵というか。
なんて表現したらいいか出てこないところですが、
ジャンプに応募する人はやはりジャンプが好きな人かと。
となるとジャンプ作品を模写して腕を磨いた可能性も
十分あるわけですね。
実際にジャンプっぽい絵を描くために
そうしている人もいるそうです。
ジャンプで手塚賞を入賞するからには
審査員であるジャンプ編集部にも好まれそうな
絵にする必要もある程度あるのかなと思いますので。
(ただあまり媚びすぎるのも良くないでしょうし、
斬新な絵が評価されるというのも、もちろんあるでしょうね!)
昨年入選した「Real haunted HOUSE」の
坂東直さんはナルト、ワンピース、うえきの法則、SKET DANCE
が好きということなので、それらの作画を模写したとしたら
ああいう絵になるのも納得かもしれないですね。
藤村どらさんの好きな漫画がなんなのかすら
分かっていませんが、ペンネームから
なにかヒントにならないかな・・・?
と思ったので調べてみたら
藤村真理さんという少女漫画家がいました。
別冊マーガレットという集英社雑誌からデビューし
その後も集英社から刊行。
藤村真理さんの漫画が好きな人だったら
こういう少女漫画っぽい絵を描いている可能性も。。。
さすがにペンネームの名字だけでは
こじつけかもしれませんね。笑
過去の作者不明受賞者
過去にも作者不明の受賞者がいました。
「王様はロバ〜はったり帝国の逆襲〜」
という漫画で有名な、なにわ小吉先生。
第4回ギャグキング受賞。
本名住所の書き忘れで連絡が取れず、作者不明のまま、
ペンネームで掲載することになったそうです。
このときはツイッターが存在していなかったので
今回より作者捜索は絶望的だったことでしょう。
行方不明者や落とし物探しにもツイッターは使われるんだな
と思ったりもしましたが、迷子漫画の生みの親探しにも
使われるとは。
今後も色々な捜索願いに利用されそうです。
ネット上の反応
こういうことされるとその藤村どらさんの作品めちゃめちゃ読みたくなるぞ
— ぽん㌠ (@muponpon) 2017年5月9日
藤村どらさん、なにがあったんだろう。無事届くといいな。>RT
— 柳@小説家になろう (@yanagi_liz) 2017年5月9日
藤村どらさんコレ大確変来たんじゃないか…?
— ポロロッカ (@po_ro_ro_ka) 2017年5月9日
上記のような気になる!という声がたくさん見られます。
ジャンプとしても騒がれる恐れを覚悟してまで
ツイッターを使ったということでしょうね。
「藤村どらとコンタクトを取るのが先決だ!」
と指令が出されていたりするのかも。笑
これで連絡が取れなかったらなおのこと
気になってしまいそう・・・
そんなことになったら編集部も相当悔しいんじゃないでしょうか?
追記:過去にも作者不明で掲載された受賞漫画があるので
今回もそうなると思われます。
加えて、ジャンプの新しいプロモーション方法では?
とする説も浮かんでいます。
作者不明にして読者の気になる気持ちを徹底的に煽る、
という宣伝なのではと。
もしそうだとしたら、かなり悪どいですね。笑
加藤さんもツイート
そしてこの方も捜索願いを出していました。
私、93回手塚賞の審査員をさせていただいてるんですが、こちら拡散よろしくお願いします。↓
— 加藤さん (@katohhhhhh) 2017年5月8日
加藤さん?一体誰?
パッと見て、うさぎの耳に赤いリボンでかわいらしい女の子
かと思いきや、出っ歯麻呂眉糸目と可愛らしさを相殺して小憎いイラスト。
プロフィールを見ると
「青の祓魔師という漫画を描いてます。」
ほうほう、マンガを書いている人なんだ。
だからうさぎのイラストがこんなに凝ってるんだな。
・・・って青の祓魔師って超有名マンガじゃないですか。
第93回手塚賞の審査員をされていたために
藤村どらさん捜索に乗り出したようです。
ぜひ藤村どらさんの漫画の評価について
審査員としてのコメントをいただきたいものですね!
審査員を調べてみたら他にも
鳥山明、和月伸宏、尾田栄一郎、高橋和希、
森田まさのり、岸本斉史、浅田弘幸、井上雄彦、
などの重鎮漫画家が審査を行っていました。
手塚賞って本当に売れっ子作家さんがこぞって審査するものなんですね!
これは応募する側も作品に熱とプレッシャーがかかりそう。
もしかしたら加藤さんは藤村どらさんを推していた審査員だったとか。
・・・たまたまツイートしただけかもしれませんが。
藤村どらは響なのか?
今回の騒動で
「響かよ」
「響みたい」
「響を読んだ編集部のヤラセだろ」
という声もありました。
響ってなんだ??
ニコニコ大百科にも・・・載っていない!
そんなことってあるんですね^^;
しかし発見しました。
「響~小説家になる方法~」
マンガ大賞を受賞したマンガのようですね、響って。
その響とは主人公の鮎喰響から来ていますね。
内容としては、
ある文芸編集部の新人賞宛に送られた原稿が
応募条件を満たさず、ゴミ箱に捨てられていた。原稿を見てみると、今までにない
革新的な内容が書かれていた。作者は鮎喰響。連絡先は書いていない・・・
となっています。
これって。。。
そっくりですね。
藤村どらの状況に。
実際にジャンプ編集部が狙ってこの状況にしたと?
もしくは藤村どらさんがこの小説を読んでいて感化
されていたとか・・・?
その影響で敢えてペンネームのみにし、
応募条件を無視して応募したと?
さらに面白いのは漫画のレビュー。
真っ二つに意見が分かれています。
80コくらいレビューがあったのですが、
30コは満点、30コは最低評価。
(残りは中間の評価点)
主人公がサイコパスみたいな行動するから
大ヒットする小説を書けるわけないという
非現実的なストーリーが主な原因で悪い評価になっていました。
藤村どらさんはサイコパス・・・?
いやいやまさか。
手塚賞に入賞するくらいの人が
人の感情を理解できないサイコパスだとは
やはりなかなか考えづらいです。
噂が独り歩きしてサイコパス呼ばわりまで
されてしまっては藤村どらさんも
ちょっとかわいそうですね^^;
まとめ
藤村どらさんは書かないといけない注意事項を
書き忘れるほどの天才肌!?なのかもしれません。
新たに情報が出たら追記したいと思います。
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