采女祭は奈良に都があったころ、天皇に仕えていた采女が猿沢池に身を投げた伝説に始まると言われています。
毎年中秋の名月の前日に宵宮祭、当日に本祭が開催されます。
この記事では采女祭り2019について
・日程や時間、場所
・駐車場や交通規制
・混雑状況や混雑回避方法
・周辺のおすすめ宿泊先
を紹介していきます。
2019年の日程や時間、開催場所は?
毎年中秋の名月の前日・当日で2019年は9月12日・13日です。
出典:采女祭り 奈良市
場所は采女神社ですが、メイン会場は神社の隣りの猿沢池です。
宵宮祭、本祭ともに17時から始まり、本祭では天平行列、春日大社の神官による神事のあと、メインイベントである華やかな船が猿沢池に浮かびます。
見所は、優雅な2隻の船で、特に東側からだと月を背にした姿を見られます。
普段から猿沢池の道沿いには屋台があり、もちろん祭当日も開いています。
混雑しますが、猿沢池は広く、また興福寺の境内からも望めるので、全体的には観覧しやすいお祭りです。
天平行列などもありますが、あくまでも神事なので、全体的に厳かな雰囲気が漂っています。
2019年の駐車場や交通規制情報は?
猿沢池を回るように道が付いており、普段は車も通行可能ですが、祭当日は通ることができません。
采女祭の開催は夜で、奈良公園付近の観光駐車場は比較的早く閉まってしまう場所が多く、あまりおすすめしません。
遅くなっても大丈夫なコインパーキングなどがおすすめです。
ただし、お祭当日は特別料金の駐車場もありますので注意してくださいね。
中でもJR奈良駅の西側には大規模な時間貸し駐車場が数か所あり、そちらが一番のおすすめになります。
このJR奈良駅のエリアは、満車の場合でも付近に多くの駐車場があるので、次々と他を探せるという強みがあります。
もともと奈良市の道路事情はあまり良いとは言えず、猿沢池までは近鉄・JR奈良駅から猿沢池までは徒歩10分以内なので、個人的には公共交通機関を利用する方が良いと感じます。
夜の祭ということで、お昼に奈良の観光スポットを巡り、夕方早めに陣取って祭を楽しむというスタイルが一番効率的です。
2019年の混雑具合や混雑を避ける方法・穴場は?
采女祭は奈良を代表する祭で、毎年池の周りは幾重にも人が囲みます。
2018年は2万人の来場者があったそうです。
猿沢池は浅いとはいえ柵がないので、子供さんや高齢者は注意が必要です。
この付近は普段から観光客や地元の人に人気のスポットで、祭の華やかな雰囲気も相まって、本祭にはカメラマンが多数駆けつけます。
采女祭は、一度陣取ったら皆さんその場を離れないという特徴があり、19時からの船の航行を近い場所で観覧するなら早めに場所取りをするのが賢明です。
猿沢池は夕焼けスポットとしても素晴らしい景観を見せてくれるので、西日が傾く時間帯から池のほとりでゆったりと過ごすのも心地良いです。
また、高台に建つ興福寺の境内南側からも猿沢池はよく見えます。
そして、周りに木が多いので時期的に蚊が多く、虫よけ対策は必須です。
ひとつ付け加えるなら、船は数日前から池に浮かんでいるので、船を見るなら本祭当日のお昼や前日の宵宮祭もおすすめです。
2019年のおすすめ宿泊先とその理由は?
猿沢池周辺には、老舗や比較的手軽な宿泊施設が揃っています。
その中でもセトレならまち、飛鳥荘、よしだやといった名旅館は、すぐ目の前が猿沢池という絶好の立地で、宿泊者しか見られない景観を楽しむこともできます。
メインの船が19時からなので、どうしても旅館の夕食の時間帯と重なってしまいますが、会場まで徒歩1分の特権を生かして、早めの夕食を済ませてから出かけられます。
駅からも近く観光の拠点としてもベストともいえる場所なので、ならまちの散策や東大寺や春日大社といった世界遺産巡りにもすごく便利です。
せっかくの奈良の旅だから贅沢に!と思う方には是非老舗の奈良ホテルをおすすめします。
こちらは古くから数々の著名人が宿泊してきた場所で、施設・サービス全てが極上です。
もちろん猿沢池まで徒歩5分という立地も采女祭にぴったりです。
国の近代化産業遺産にも指定されていて、館内の素晴らしさには目を見張るものがあり、ランチも美味しいです。
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