小学校6年生といえば、修学旅行があったり、運動会では下級生を引っ張って競技や係りの仕事に奮闘したりと、小学校生活の集大成ともいえる行事や責任のある仕事が盛りだくさんです。
中でも卒業式は、小学校生活の最後で最大のイベントです。
卒業式当日だけでなく、「卒業」に向かって様々な準備やイベントもあり、秋も終わる頃には少しずつ忙しくなってくるでしょう。
その準備の1つに、卒業文集の製作があります。
クラスの1人1人の想いを集め、それを1つの文集にするわけですが、それをどんな内容にするか、どんな表紙にするかなどをまとめる役割を担った場合、その土台作りはなかなか大変なものです。
なんとかして、クラスの特色を生かした素敵な文集を作りたいですよね。
そこで今回は、小学校の卒業文集表紙(クラスページ)に使えるアイデア例を一挙紹介していきましょう!
表紙タイトルのアイデア例はもちろんのこと、表紙のデザインやイラストのアイデア例などが登場してきます。
補足で、文集の内容にぴったりな面白いランキングやネタ、質問のアイデア例もいくつか紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
小学校の卒業文集表紙(クラスページ)に使えるアイデアは?
さて、小学校の卒業文集(クラスページ)の表紙に使えるアイデアにはどのようなものがあるでしょうか。
正直なところ、まだまだ絵やデザインの技術は試行錯誤状態の年頃です。
クオリティよりもアイデアで盛り上げた方がいいでしょう。
そんなアイデアとして、次のようなものはいかがでしょうか。
アイデア1:クラスみんなの写真
絵を描くことが得意な子がいるのであれば似顔絵でもいいかもしれませんが、そうでない場合、よほど特徴のある表情を持っている子でない限り、クラス全員分の似顔絵を描くには負担が大きすぎます。
そんなときは、写真を使ってみませんか?
集合写真ではなく、1人1人の顔写真を切り抜いて、表紙に貼っていくというものです。
体はイラストにして顔の部分だけを写真にするのもいいでしょう。
その場合は、2頭身になるような体の大きさがバランス的にベストです。
白黒印刷になってもわかりやすいように、女の子のヘアスタイルは後ろに1つ結びにしないことをオススメします。
アイデア2:寄せ書き(ひとこと)
1人1人のひとことを寄せ書きにするというのは、よくあるアイデアですね。
ただ、このときのコメントにテーマを持たせてみるというのはどうでしょうか。
「将来なりたいもの」「先生へひとこと」「クラスのイメージ」「好きな数字(色)とその理由」「得意なこと」などなど。
普通は個人のページに書くようなことでも、あえてこの表紙に書くことで、クラス全員の特徴や個性をいっきに確認することができるという楽しみ方ができますよ。
アイデア3:座席表と教室
うれしいときも悲しいときも、楽しいときもきついときも、どんなときでも変わらずにあった教室と机は、小学校生活を思い出す最大のポイントです。
できれば小学校生活最後の席替えを元にした座席表が望ましいのですが、製本などの都合上、早い段階で表紙を仕上げなければならない場合もあります。
そこが少し残念なところではありますが、表紙右下などに席替えした日付などを小さく記すなどして、いつの頃の教室の風景であるかを思い出せるようにしてみましょう。
座席だけではなく、教卓や黒板などその他の教室の特徴も描いておくといいですね。
アイデア4:担任の先生の似顔絵
担任の先生の似顔絵をどーんと表紙に描く!というのもいいかもしれませんが、ちょっと他のクラスとの違いや個性を出したいのであれば、クラスの児童全員が思い思いに先生の似顔絵を描いてみるのはどうでしょうか?
30人のクラスであれば、30パターンの先生の顔が描かれるわけです。
先生を美形に描く子もいれば、面白く描く子もいるでしょう。
いろんな個性がいっきに見られる表紙になりますし、先生にとってもうれしい思い出になりそうですね。
表紙タイトルのアイデア例は?
さて、次に悩むのが表紙タイトルを何にするかということです。
ちょっとひねりを入れたり、特徴的なものにしたいという気持ちもあるかもしれませんが、小学生の卒業文集では、変にひねりを入れると理解できないこともあるので、誰が見てもすんなりと受け入れられやすいシンプルな言葉を選ぶ方がいいでしょう。
次の中からクラスのイメージに合うものを探してみてください。
<漢字ひと文字のオススメのタイトル>
・夢(ゆめ) ・羽(はね) ・心(こころ)
・友(とも) ・空(そら) ・歩(あゆみ)
・希(のぞみ) ・光(ひかり) ・桜(さくら)
<2文字以上のオススメのタイトル>
・希望(きぼう) ・大空(おおぞら) ・笑顔(えがお)
・未来(みらい) ・明日(あした) ・青春(せいしゅん)
・仲間(なかま) ・思い出(おもいで) ・巣立ち(すだち)
・旅立ち(旅立ち) ・一期一会(いちごいちえ)
・明日へのとびら
・未来へのひかり
・僕たち私たちの宝物
・桜咲くころ
・6年○組のなかま
・○○先生と●●人の仲間たち
表紙のデザインやイラストのアイデア例は?
タイトルが決まってくると、表紙のデザインやイラストを考えなければなりませんね。
次は、それぞれのアイデア例を紹介していきましょう。
表紙のデザインのアイデア例
ここでは、クラス全員が表紙に参加をした場合(寄せ書きなど)のデザイン例を紹介していきます。
これらの例を足がかりに、自分のクラスに合いそうなアイデアを考えてみるのもいいですね。
・タイトルをマルや星型で囲み、その周りを寄せ書き(コメント)や写真、似顔絵で埋める
・複数文字以上のタイトルを斜めに書いてインパクトを出し、その周りを寄せ書き(コメント)や写真、似顔絵で埋める
・タイトルを大きく筆書きし、その周りを寄せ書き(コメント)や写真、似顔絵で埋める
・タイトルとサブタイトルを設定し、タイトルを中心に書き、サブタイトルを小さく下の方に書く。空いているスペースを寄せ書き(コメント)や写真、似顔絵で埋める
(例:タイトル/心 サブタイトル/未来へのひかり)
表紙のイラストのアイデア例
クラス人数分の写真や絵などは使わないという場合は、表紙タイトルの他に何かしらのイラストを描くことになるかと思います。
次のような例はいかがでしょうか。
・桜の木や桜の花びらのイラスト
・校舎のイラスト
・1人ずつ思い思いに葉っぱや花びらなどを書いて1つの木にしたイラスト
・地球や大地のイラスト
・空と太陽のイラスト
・思い出の運動会の様子を描いたイラスト
・修学旅行で印象に残ったスポットのイラスト
面白いランキングやネタ、質問のアイデア例は?
最後に、表紙以外の部分にも少し触れてふれておきましょう。
卒業文集では「クラスで一番○○な人ランキング」のようなものを盛り込むことが定番となっています。
せっかくなので、このランキングのアイデア例をいくつか紹介しましょう。
また、クラス全体のページや個人のページでも使えそうなネタや質問のアイデア例も挙げるので、ぜひ参考にしてくださいね。
ランキングのアイデア例
定番ランキングの例
・クラスで一番芸人になれそうな人(男子)
・クラスで一番アイドルになれそうな人(女子)
・クラスで一番出世しそうな人
・クラスで一番早く結婚しそうな人
・将来なりたい職業ランキング
・好きなスポーツランキング
・好きな芸能人ランキング
・好きな歌ランキング
・好きな授業(教科)ランキング
変わりネタランキングの例
・クラスで一番○○先生に似ている人
・クラスで一番中学校の制服が似合いそうな人
・クラスで一番給食を食べた人
・クラスで一番朗読が上手だった人
・好きなことわざランキング
・好きな学校行事ランキング
質問・ネタのアイデア例
アンケート形式で、どの回答が多いかを調査
例)ドラえもんの道具で一番欲しいのは?
1:どこでもドア 2:タケコプター 3:ほんやくコンニャク
例)お寿司で一番好きなネタは?
1:マグロ 2:たまご 3:サーモン 4:納豆 5:その他
例)もしも一度だけ戻れるとしたら何年生の頃がいい?
1:1年生 2:2年生 3:3年生 4:4年生 5:5年生 6:もう一度6年生
「○○のイメージには誰が当てはまる?」のコーナーを作る
例)クラスの中からカレーの具に例えるなら誰が何?
肉:○○くん にんじん:**ちゃん じゃがいも:●●くん ルー:☆☆先生
※もしその人が嫌がりそうだったり、その人を傷つけそうだったりする場合はやめて他の案にしましょう!
誰かを傷つける内容より、誰も傷つけない内容のほうが、将来卒業文集を振り返って見たときに気持ち良く見れますよね。
自分の未来図(夢)を書いてもらう
例)未来図の場合
20歳でオリンピック出場 25歳で宝くじを当てて海外旅行 30歳で結婚 40歳で海外移住
例)なりたい職業(夢)の場合
幼稚園の先生 消防士 大工さん 弁護士 など
まとめ
小学校の卒業文集は、6年間という長い月日の思い出や感動を詰め込んだものでありたいですよね。
とはいえ、ページ数も限られているので、そのクラスの特徴が出るようなアイデアを厳選して作らなければなりません。
文集作りは大変なこともプレッシャーになることも多いとは思いますが、クラスのみんなが数年経っても懐かしみながら楽しんでもらえると思うとうれしいものです。
みんなの笑顔を思い浮かべながら、素敵な文集作りをしてくださいね。