スヌーピー(SNOOPY)に出てくる黄色い鳥。
かわいらしい見た目でいつもスヌーピーと一緒の
このキャラクターは、どういった種類の何という鳥なんでしょうか?
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ウッドストック(スヌーピーに出てくる黄色い鳥)の正体は?何の鳥?
名前は『ウッドストック』(Woodstock)。
公式ページの紹介では「黄色い小鳥」と呼ばれているため、
鳥であることは間違いありません。笑
では一体何鳥なのか?
作中ではスヌーピーが何鳥なのかを突き止めようとしたエピソードがあります。
色々な種類の鳥のマネをウッドストックにさせて
判別しようと試みましたが、どれも的を得ず。
結局、鳥の種類は謎のまま話が終わっています。
そのため「以下の鳥でないということは言える」と言われています。
・ミソサザイ
・サンカナゴイ
・カッコー
・トウヒチョウ
・ムシクイ
また原作者のチャールズ・M・シュルツも
「ウッドストックは何鳥なのか?」
に答えたことはないとされています。
しかし鳥の種類を断言しているサイトを見つけました。
そこでは
「キツツキ」
と紹介されています。
これは本当なのでしょうか?
いくつか検証してみました。
キツツキ否定説
ある質問掲示板で
「キツツキではない」との回答があり、
その根拠となるリンクも紹介されていました。
しかしそのリンクを見てみましたが、
キツツキではないと言い切っている箇所は見当たりませんでした。
恐らくですが、英文サイトのため、翻訳を誤った可能性も考えられます。
ウッドストックはカナリア?
そしてさきほどの質問掲示板で有力候補とされているのはカナリアです。
写真を比較してみましょう。
確かに黄色い体毛、尻尾の形など似ています。
しかし疑問点が2つ残ります。
・ウッドストックは口から鼻のあたりにかけて長く出っ張っているが
カナリアのくちばしの長さではその特徴を紐付けるには弱いように見える
(スヌーピーはビーグル犬なので実物のシルエットそのままに見えますが・・・)
・スヌーピーの作中で、怒ったウッドストックがスヌーピーの
犬小屋をあっという間に壊してしまうシーンが確かあったと思うのですが、カナリアに
そのような破壊力があるとはイメージしづらい
そしてこれらの疑問にキツツキであれば答えてくれます。
ただキツツキであるとすると
「黄色い体毛の説明がつかなくなるのでは?」
という新たな疑問も浮上します。
黄色いキツツキが原作者の故郷近くにいた!
そこで調べたところ、なんと黄色いキツツキを発見しました!
それがこちらの「ハシボソキツツキ」です。
二枚目の写真はカナダ、オンタリオ州のロンドー州立公園で二羽が争っている様子。
左の黄色い鳥がハシボソキツツキです。
ハシボソキツツキは黄色でない種類もいるようで、
黄色い羽をもつグループは北米東部やカナダで見られるそうです。
そして原作者のチャールズ・M・シュルツはミネソタ州の出身。(下記画像の赤い部分)
北米の東部とは言えないかもしれませんが、中央の北側ですね。
先に掲載した二羽が争っている画像はカナダのオンタリオ州。
これは偶然でしょうか?
オンタリオ州とミネソタ州は隣り合っています。
つまり、原作者のチャールズ・M・シュルツは
出身地であるミネソタ州やその付近で、
北米東部やカナダに生息しているというハシボソキツツキの亜種
「黄色いハシボソキツツキ」を見たことがあるのではないでしょうか?
ハシボソキツツキ自体は木に穴を開けるほどの固いくちばしではないようですが、
キツツキという種類から犬小屋を壊すほどの設定を持たせたのかもしれません。
また、長いくちばしがカナリアに比べて
ウッドストックのシルエットに近くなる気がします。
以上の検証の結論としては、
キツツキの可能性が高い
と言えそうです。
(あくまで筆者の推測ですので、参考程度に捉えてください)
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名前の由来
47年前の今日、1969年8月15~17日の3日間(正確には18日午前迄)、ニューヨーク郊外のベセルのマックス・ヤスガー農場にてWoodstock Festival(@woodstockfest)が行なわれた。#Woodstock pic.twitter.com/2RG9hoyEis
— アルヴィン (Alvin) (@Alvin2019jp) 2016年8月15日
ウッドストックという名前は、
過去にアメリカで行われたロックフェスティバルと同じ名前です。
その音楽祭の名前にちなんで付けられたと言われています。
(物語に登場した当初はウッドストックには名前がありませんでした)
追記:ウッドストックフェスティバルが50年ぶりに復活!
2019年8月16日から18日にウッドストックミュージックフェスティバルが50年ぶりに復活します!
ウッドストック50周年記念フェスが50年前と別場所のワトキンス・グレンで開催
Woodstock is coming back for its 50th anniversary with an emphasis on getting out the vote for 2020. ADD TO CART. https://t.co/yLa138C635
— Zoe Lister-Jones (@ZoeListerJones) 2019年1月12日
.@woodstockfest is taking place Aug. 16–18 in Upstate #NewYork! #Woodstock50☮️❤️🎵https://t.co/P8vkM2hrSa
— Recording Academy / GRAMMYs (@RecordingAcad) 2019年1月10日
一体どんなイベントになるのか気になりますね!
性別
男という設定になっています。
しかしこちらも初期段階では無名の女の子という設定でした。
その後、物語の中である役割を強調させるために
「ウッドストックという男の子」
と正式に設定されました。
誕生日
ウッドストックの誕生日は1967年12月10日です。
初登場は1967年4月4日、名前が付けられたのは1970年6月22日です。
初登場日のほうが誕生日より先です。どうなっているんでしょうね…?^^;
ちなみにスヌーピーの誕生日は8月10日となっています。
これは1968年8月10日掲載のコミック中でお祝いされるシーンがあったため。
スヌーピーの生年についてははっきり分かっていないようですね。
仲間
He liked this treat so much he created the Peanuts character Harriet, who brings this very dessert on a hike with Snoopy’s Beagle Scouts in a strip published on May 12, 1980. See this strip and more in #MudPiesandJellyBeans, on display through this Sunday, March 11. pic.twitter.com/IzOmnU3bpU
— SchulzMuseum (@SchulzMuseum) 2018年3月6日
ウッドストックには姿がよく似た仲間が7羽います。
・ハリエット(Harriet)
・ビル(Bill)
・レイモンド(Raymand)
・ロイ(Roy)
・オリビエ(Olibier)
・コンラッド(Conrad)
・フレッド(Fred)
このうちハリエット(リボンを付けた女の子)とレイモンド(全身が紫色)
以外はほぼ見分けがつきません。
しかしそれぞれにしっかりキャラクター設定があり、
・きれい好き
・寂しがりや
・質問好き
・くちばしにピアスをあけようとした
・名前の説明を勝手にしだす
などの親しみのある特徴を持っています。
「ウッドストックが紫色になってる!なんで!?」
と思いましたが色違いの仲間だったわけですね。
ある出来事をきっかけに紫鳥に変身した!という設定だったらちょっとショックです。
例えばスヌーピーやチャーリーブラウンへの怒りが限界に達して羽毛の色を紫に変化させた…
ちょっと毒々しい色なのでかわいさも半減しそうです。笑
グッズ
ウッドストックのグッズについて公式ストアでは、
・ぬいぐるみ
・ペンダント
・ボクサーブリーフ
・ポーチ
・お手玉
・シール
・バッグ
・ソックス
など黄色くてかわいい見た目を活かした?多彩なグッズが見られます。
ペンダントは15000~25000円くらいの値段ですが、
その他のグッズは500~3000円程度の価格帯になっています。
まとめ
前述しましたが、
ウッドストックが何鳥なのか?は結論として、
「公式では発表されていないが、キツツキの可能性が高い」
と言えそうです。
ウッドストックのイメージとしても
カナリアというおとなしいイメージよりも
元気でちょっと我が強いような(他の鳥と争うくらいの)雰囲気
を持ったキツツキのほうが合っている気がします。
(ちなみにカナリアの野生種は主にアフリカや
ポルトガル方面に分布していると言われています)
私自身も今回の件を調べてみて、
この小さくてかわいらしいキャラクターに
色々な経緯があったことに驚いています。
六本木のスヌーピーミュージアムも2016年4月に
オープンしているため、スヌーピーの歴史に
もっと触れてみたいところですね!
追記:スヌーピーミュージアムは町田に移転
2018年9月24日に閉館してしまったスヌーピーミュージアムですが、今度は2019年秋に町田に移転することが決定しています。
東京・六本木のスヌーピーミュージアムは、2018年9月24日をもって閉館いたしました。2016年4月23日の開館以来、約136万人の方々に足を運んでいただきました。みなさまのご来館、心より御礼申し上げます。 pic.twitter.com/Fy3MceifAg
— SNOOPY MUSEUM TOKYO (@snoopy_m_tokyo) 2018年9月24日
それに先駆けて大阪、名古屋で企画展が開催されます。
この展覧会には「プレミアムチケット」がA,Bの2種類あります。
A. シングル 一般のみ 1,600円(税込み)
展覧会の観覧券と、オリジナルデザインのバッジ(非売品)がセットのチケット。ピーナッツの漫画から1コマを切り出しバッジにしました。絵柄は全15種類。絵柄は選べません。
B. コンプリート 一般のみ 5,500円(税込み)
展覧会の観覧券と、15種類すべての絵柄のバッジがセットになっている
お得なコンプリートセット。
大阪展の「プレミアムチケット」は早々に売り切れてしまいました…
【巡回展大阪会場:プレミアムチケット予定枚数終了のお知らせ】
「スヌーピーミュージアム展」大阪会場のプレミアムチケットは予定枚数に達したため、販売終了いたしました。誠にありがとうございました。
ペア早割チケットは2月11日(月)まで販売中、通常前売券は2月12日(火)より発売開始です。— SNOOPY MUSEUM TOKYO (@snoopy_m_tokyo) 2019年2月7日
しかし、売り切れのプレミアムチケットを入手する方法があります。
【チケットストリート】
というサービスです。
これはチケットを売りたい人と買いたい人を繋ぐインターネット上のサービス。
見てみたところ、プレミア価格になっていましたが、販売されていました。
今後、他にも手頃な値段でチケットが出品されるかもしれないので、
「スヌーピーミュージアム展に行きたいけど、売り切れていた!」
という場合はこういったサービスも検討してみてはいかがでしょうか?
【チケットストリート】
こちらもどうぞ!
貴重な解説、ありがとうございました。
とてもためになりました。
マヌケ鳥、ヌケ作鳥、逆さ鳥と呼ばれていた初期の頃のイメージからキツツキはどうなのか、と思いますが、作者のシュルツの空想で、騒がしい、そして、上下移動が自在という特徴をふまえて誕生したのかな、と思えます(^-^)
貴重な解説、ありがとうございました。
とてもためになりました。
マヌケ鳥、ヌケ作鳥、逆さ鳥と呼ばれていた初期の頃のイメージからキツツキはどうなのか、と思いますが、作者のシュルツの空想で、騒がしい、そして、上下移動が自在という特徴をふまえて誕生したのかな、と思えます(^-^)
勉強になりました。
少しでもお役に立てたようで良かったです。
初期には色々な呼ばれ方をしていたのですね。
おっしゃる通り、作者の空想でこういった特徴を持ったキャラクターが生まれたのかもしれませんね。
スヌーピー(ウッドストック)に関する知識がまた一つ増えたことを嬉しく思います。
こちらこそ貴重なコメントをいただきありがとうございました。