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FFのギルの由来はユダヤ人の名前?イラン王族ナーシャとギルバート(FF4)の関係は?

ファイナルファンタジーシリーズ(FF)の通貨ギル。

なぜギルと言うのか長年の謎でした。

ゴールドという通貨はRPGでよく使われますが、ギルというのはFFくらいですよね。

ゴールドはそのまま金の意味ですが、

「ギルに金の意味なんてあるのか?」
「それっぽいリアル通貨も聞いたことないけど。。」
「キル説(モンスターをキルする)やギルガメッシュ説は、どれも正直しっくりこない」

と思っていました。

しかし個人的に納得できそうなものを見つけました。

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FFのギルの由来(語源)はユダヤ人の名前?

結論から言うと、FFのギルは明代の中国開封市にいたユダヤ人の姓から来ているものと思われます。

明代の開封市にはユダヤ人たちが集うコミュニティがあり、そこに7氏族がいたと言われています。

その中にGilbertという氏族がいて、当時の明の皇帝から与えられた姓が「金」なのです。

明代(1368年-1644年)には、ユダヤ人は皇帝から 艾、石、高、、李、張、趙 の7つの姓を授けられ、これらは今日でも見識することが出来る。

これらの姓は本来のユダヤ人の氏族の姓 Ezra, Shimon, Cohen, Gilbert, Levy, Joshua, Jonathan をそれぞれ中国風にしたものであるという。

開封のユダヤ

考古学的証拠は、早くも8世紀に中国のユダヤ人を指し示しています。13世紀のマルコポーロを含む多くの旅行者は、ユダヤ人に会ったことを書きました。実際、明王朝(1368-1644)の間に、明皇帝はユダヤ人に7つの姓を授与しました。

これにより、今日ではアイ、ラオ、ジン、リー、シー、チャン、チャオが特定できます。興味深いことに、これらのShiとJinの2つは、西側の一般的なユダヤ人の名前、StoneとGoldに相当します。

ビバリーフレンド博士による 開封訪問

ギルをwikiで見てみると、ギルバートの人名の略とも書かれています。

Gil は、ギルバート (Gilbert)・ジャイルズ (Giles) の短縮形。

ギル Wikipedia

まとめると、

・ユダヤ氏族の「ギルバート」が「金」(jin)という姓を授かる
・金(jin)は西洋の一般的なユダヤ氏族の「Gold」に相当する
・ギルはギルバート(人名)の短縮形

つまり「ギル(Gil)=金(Gold)」と繋がってくることが見えてきます。

なぜ中国だけでなく、西側のユダヤ人「gold」にも当てはまるのか、不思議なところです。

ユダヤ氏族姓と中国姓の対応表【発音音声付き】

先述の資料を参考に、ユダヤ氏族の姓と中国の姓の対応表を作成しました。

再生ボタンを押すと発音を聞けます。

中国姓(中国発音) ユダヤ氏族の姓
艾(Ài) Ezra
石(Shí) Shimon
高(Gāo) Cohen
金(Jīn) Gilbert
李(Lǐ) Levy
張(Zhāng) Joshua
趙(Zhào) Jonathan

音声出典:発音ガイド FORVO
※発音は同じ中国語でも広東語、客家語など複数あり、ユダヤ氏族の姓に近そうな発音を選んでいます。

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初期のFFスタッフは開封のユダヤを知っていたのか?

「ギル」はFF1から登場しています。

ではFF1のスタッフは開封のユダヤを知っていたのか?
主なスタッフ、関係者を挙げてみると、

【ファミリーコンピュータ版】
ディレクター・原案:坂口博信
プログラマー:ナーシャ・ジベリ
シナリオ:寺田憲史、河津秋敏
キャラクターデザイン・タイトルロゴデザイン:天野喜孝
ゲームデザイン:田中弘道、河津秋敏
サウンド:植松伸夫
CGデザイン:渋谷員子、石井浩一
プロデューサー:宮本雅史
開発:スクウェアAチーム(坂口博信、田中弘道、河津秋敏、石井浩一、吉井清史、成田賢、渋谷員子、植松伸夫 他)

となっています。

ざっとスタッフの方々の経歴や人物などを見てみましたが、一番「ギル」という名前に関係していそうなのはナーシャ・ジベリ氏だと思いました。

調べてみると、彼はイランの王族だったとあります。

イランといえば、イスラム教が国教です。(イランの宗教全体の99%を占めているそうです。)

イスラム教はユダヤ教やキリスト教と密接な関係があります。

一般的な日本人よりもユダヤ人やキリスト教について詳しいのではないでしょうか?

王族ともなれば自国の国教や歴史についての造詣が深いのは言うまでもないでしょう。

FF4のギルバートと通貨のギル、ナーシャとの関係は?

ここで気になるのはFF4のダムシアン王子ギルバート。

そのままの名前ですね。

ダムシアンのことを調べてみると、どうやら中東をモデルとしているようでした。

ダムシアン領のオアシスの町カイポは、イランのレンガの町に似ています

Dehseyf: oasis village in Lut desert Iran. Desert village with adobe brick houses and phoenix palms. Iranian desert village.

下の動画の再生位置7:00あたりから城や町並みが見られます。

またギルバートのwikiを見ると、以下のようにあります。

商業国家ダムシアン王国の第一王子。世俗を嫌い、王族の身分を捨てて吟遊詩人として諸国を放浪していた。

ナーシャのwikiを見てみます。

イランの王族であったが、イラン革命により渡米してコンピュータ科学を学ぶ。1980年に友人とApple II用のゲームを製作するシリウス・ソフトウェアを立ち上げるが、1981年に退社。その後ジベリ・ソフトウェアを設立するが、アタリショックの影響もあり、倒産した。

その後は世界中を放浪していたが、Brøderbundのオーナーをしていた友人ダグ・カールストン(英語版)を訪ねた際にゲーム開発に誘われる。

「王族」「諸国放浪」というキーワードが共通しています。

加えて、カイポとイランの町並み(レンガ)の外観。

ギルバートはナーシャの生い立ちが多少なりとも関係している様子が窺われます。

整理すると、

ギル(通貨)→ユダヤ氏族の姓(Gilbert)→金(ゴールド)

FF4のギルバート→ナーシャ・ジベリ

とおぼろげながら繋がってきます。

FFスタッフがFF4のギルバートのモデルとしてナーシャを参考にしているのだとすれば、「ギルバート」はユダヤ氏族の姓「金」でもあるので、「通貨のギル」と「ナーシャ」も無関係とは言い切れません。

※ナーシャがFFシリーズの開発を担当したのはファミコン版FF4(中止になった)までだったようです。

なぜFFはゴールドを使わずギルにしたのか?

さらにここで疑問に思うのは、通貨をわざわざ分かりづらいギルにした理由です。

当時のRPGといえばドラゴンクエスト。

それに勝てるものを出そうと制作されたのがFFです。
さきほど紹介したFF1のスタッフ陣のなかに、Aチームとまとめられた箇所があったと思います。

あれはABCDと4つのチームに分けてそれぞれ違うゲームのコンセプトを打ち立てて対抗させたそうです。
Aチームは坂口博信氏がリーダーで、コンセプトは「ドラクエに勝つRPGを作る!」と宣言したといいます。

参考:“運命のようなもの”が働いていた?……坂口博信が自作ゲームからFINAL FANTASYに辿り着くまで RPGアツマール

なので、FFスタッフとしても、ドラクエの2番煎じだと思われたくない、ドラクエとはちがうRPGでドラクエに勝つものを作りたいと思うのは至極当然な流れです。

フロントビューの戦闘画面ではなく、サイドビュー方式をとったことや、FF処女作でパーティー制を取り入れたことも、その表れのようです。

ゲーム内通貨にも違いを出したいと思ってもおかしくはないはず。

FF2を作るときでさえ、「FF1とは違うゲームにしよう」とスローガンを打ち立てて作ったものだそうです。
その結果、レベル制を排除して熟練度という斬新なシステムが生まれたと。

これらのことから、ドラクエを意識した結果として、ゴールドを避け、ギルという通貨を生み出したものと思われます。

「ギルバート」が通貨のゲーム「ヘラクレスの栄光」

「ヘラクレスの栄光」(データイースト)では「ギルバート」がそのまま通貨の単位として使用されています。

ギルと略すこともなくそのままです。

ギリシャ神話を題材にしたRPGですね。

3以降でギリシャ通貨のドラクマに変更されています。

ギルバートを用いていた理由はFFと同じでしょうか?

ゲーム自体もドラクエとの差別化を意識していたようです。

まとめ

リアルでもユダヤが金融や経済を支配しているとよく噂されますが、ギルの由来がここから来ているならFFの世界でもユダヤがお金に関わっている、とも見れそうです。

少なくとも、個人的にキルやギルガメッシュよりストンと落ちるものがありました。

「西洋の一般的なユダヤ人の名前であるGoldに相当する」ともあるので、それなりに信憑性のある話かと思います。

ナーシャが関係しているかも?と書いてきましたが、他の初期スタッフの中にもこのルーツを知っている人がいてもおかしくないかと思います。

ちなみに、FF2のヨーゼフという名前は一般的にドイツの男性名とありますが、ヘブライ語のヨセフと関係あるようです。

ヨーゼフ(ドイツ語: Josef、Joseph)は、ヘブライ語のヨセフに由来する(バイエルン語およびオーストリア語では「ヨーセフ」)。異形としてはヨズア(Josua)。
英語・フランス語のジョゼフ、スペイン語のホセ、ポルトガル語のジョゼ、ポーランド語のユゼフ、ロシア語のヨシフにあたる。

開封のユダヤでは張=Joshuaでした。

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