今人気のDIYをはじめ、ちょっとしたハンドメイド作品を作るのに大活躍のグルーガン。
みなさんは使ったことはありますか?
木工用ボンドもそうですが、重いものを接着面で支えるような使い方は強度が足りず難しいです。
しかし、それ以外の簡単な工作にはとても助けになります。
すぐに乾いて、ちょっとした物作りにはなんの支障もない。
グルーガンが重宝されている理由がわかる気がします。
そんな便利でお手軽なグルーガンの使い方のコツ、知りたくはありませんか?
今回は、グルーガンの使い方のコツを動画で紹介していきたいと思います。
また、布や金属に使っても問題ないのか、使用後の扱い方やダイソーをはじめ100均のグルーガンとの違いはあるのか、木工用ボンドとの違いなどの情報と合わせて紹介していきましょう!!
目次
グルーガンの使い方のコツを動画付きで紹介!
では、グルーガンを上手に使いこなすために2つの動画を紹介しますので、ポイントを抑えながら参考にしてください。
◆参考動画:グルーガンの使い方【コメリHowtoなび】
ホームセンターとして全国展開しているコメリさんが紹介しているグルーガンの基本的な使い方です。
我が家もガーデニング用品を始め、ちょっとしたDIYで使用する建材の調達に大変お世話になっているお店です。
そんな専門店が教えてくれる使い方ですので、ぜひ参考にしてください。
・力がかかる場所には適さないが、装飾や簡易的な接着に向いている
・糸を引いた樹脂はまとめてしまう
・樹脂が硬化する前に作業する
◆参考動画:グルーガンで糸を引かないようにする方法
コメリさんが紹介してくれた基本的な使用方法のポイントとして、『糸を引いた樹脂はまとめてしまう』とありますが、その糸のまとめ方の詳細がわかる動画です。
トリガーを引いているうちは溶けた樹脂がどんどん溢れてくるので、トリガーから手を離した後に先端に残っている樹脂をクルクルとまとめてしまいましょう。
ついつい気が焦って、糸を引いたままグルーガンを移動させてしまい、他の部分に樹脂が付着してしまった!そんな失敗はこれで解決です!!
ダイソーや100均のグルーガンのコツは同じ?
さて、グルーガンの使い方はなんとなくわかったとして、肝心のグルーガン本体はどこで購入したら良いのでしょうか。
グルーガンは『手芸や工作に最適!』ということから、手芸洋品店やホームセンターで購入するのが基本でしょうか。
また、最近ではダイソーを始めとした100均ショップなどで購入もできるようです。
となると、コストが抑えられる100均での購入が良いような気がしますよね?
安いということは、やはりどこか機能に劣っている箇所があるのではないか・・・
そう思ってしまっても不思議ではありません。
では、実際にこれら100均のグルーガンの使い方のコツは、手芸店やホームセンターなどで購入する通常のグルーガンと違いがあるのでしょうか。
まず、ダイソーのグルーガンですが、3年前に私が購入したときの価格は200円でした。
最近でもその価格は変わっていないと聞きますが、ダイソーでは毎月ものすごい数の商品の入れ替えや新商品が登場するなど、商品の動きが激しいので参考までに。
また、セリアでは100円で購入可能ですが、どちらも7.5ミリの樹脂を使う『ミニグルーガン』です。
いずれにしても、使い方のコツに大きな差はないようです。
なので大きな差といえばやはり『価格』くらいでしょうか。
手芸店やホームセンターで購入するようなグルーガンは1,000円~1,500円くらいの物が多く、その差はやはり大きく感じます。
ただ、子どもの幼稚園の保護者会の仕事の中で、他のママが持っている通常のグルーガンを使う機会があったのですが、自分が持っている100均のグルーガンとの違いを感じた箇所がいくつかありましたのでまとめておきます。
・100均のグルーガンはコードが短いので、使う場所が限られるか、延長コードが必要になる
・100均のグルーガンは低温設定のみ
・100均のグルーガンは本体を支えるスタンドがないので、ちょい置きする場所に困る
これらの機能がなくても物を作る上では大きな支障はないのですが、やはり初めて通常のグルーガンを使ったときに「あ、なんか便利だな・・・」と小さな衝撃を受けたのは事実です。
なので、子どもの夏休みの工作など、単発的に必要になった場合はひとまず100均で、手芸や工作、DIYにハマって使用頻度が高くなるようであれば手芸店やホームセンターで購入するのが良いでしょう。
布や金属も使える?
では、このグルーガンで接着できる素材はどのようなものでしょうか。
布や金属に使った場合はどのくらいの強度があるのでしょうか。
まず、接着できる素材としては次のようなものがあります。
木材
紙
布
皮革
プラスチック
金属
磁石
陶器
ガラス
とても多くの種類に対して有効ですね。
ただし、冒頭でも述べたように、重力に逆らう方向に負荷をかけるような使い方には向いていないので注意しましょう。
その為、金属への接着に関しては、素材そのものが接着できないわけではないのですが、金属には重いものが多い上に表面がつるつるしているので、接着の強度は低くなります。
簡易的に使用したり、アクセサリー作りのような軽いものであれば問題ないでしょう。
反対に、布への接着強度に関してはかなり強くなります。
布は繊維の間に凹凸があるので、グルーガンの樹脂が入り込みやすくなるからです。
もちろん、軽いということもあるでしょう。
どのような素材で使用するにしても『重力に逆らわない』ことだけは頭に入れておきましょう。
高温と低温の違いは?どちらを使えばいい?
次に、グルーガンの高温設定と低温設定の違いについてまとめてみましょう。
もちろん、グルーガン本体に高温使用・低温使用の設定の有無を確認してからのことですが、
130℃前後で溶ける樹脂を使うものが低温設定、180℃前後で溶ける樹脂を使うものが高温設定となります。
その使い方や特徴の違いは、次のようになります。
【高温設定】
・低温よりもゆっくりと固まるので、固まる前に少し作業を入れたい場合に便利
・ガラスや鏡などへの接着に特に有効
【低温設定】
・熱に弱い素材や高温で溶けてしまう恐れのある素材(紙や布、レンジ不可となるようなプラスチック)に有効
・初心者や子どもが使う際に、高温よりは安全
いずれにしても、簡易的に使用したい場合は低温タイプのもので問題なさそうですね。
使用後はどうしたらいい?注意点は?
最後に、グルーガンの使用後についてです。
使用後の注意点や扱い方としては以下のような点が挙げられます。
・樹脂が垂れないようにしっかり出し切る(先端に残っている樹脂をクルクルまとめる)
・低温タイプでもヤケドするので、冷えるまで先端を触らない
・オンオフスイッチが付いていないものが多いので、すぐにコードを抜いてオフにする
・冷えるまでスタンドを立てて、子どもの手が届かないところに置いておく
・スタンドがない場合は万が一樹脂が垂れてきても問題ないような素材の上に置く
ちなみに私は、万が一先端から樹脂が垂れてきた場合に備え、不要になったクッキー缶の蓋の上に置いていますよ。
グルーガンと木工用ボンドの違いは?
昔は何かを作るときには、木工ボンドが登場していました。
もちろん今でも木工ボンドも使いますが、どちらも木材・紙・金属・布に有効な接着剤なのに、グルーガンとの違いはどこにあり、どのようにして使い分ければいいのでしょうか。
決定的な違いは、グルーガンは10秒そこそこで固まって接着できるのに対し、木工ボンドは10時間以上もかかるという、乾燥時間の差でしょうか。
どちらも重力に逆らうような使い方(上から重いものを乗せるなど)をするには強度に不安はあります。
ですが、例えば棚を作る際、ビスをもむ前に一時的に固定させたいというようなときには、短時間で乾くグルーガンは最適ですよね。
また、重力には逆らわない負荷であれば剥がれる心配もなく、十分な強度を得られます。
まとめ
グルーガンはいろいろなものを簡単に接着できるお手軽アイテムです。
電気や電池など、熱を発生させる環境が必要になるとはいえ、速乾性もあり多くの種類の素材に対応できるので、手芸や工作、軽いDIYにはとっても便利です。
この夏は夏休みの子どもの工作に必要になってくるご家庭も多いのではないでしょうか。
ヤケドには十分に注意して、素敵な作品を作ったり、壊れたものの修繕に役立ててくださいね!!
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