剣道をしていると、竹刀の柄革が回って縫い目がズレてくることがあります。
回転方向と反対に回して元に戻しても、稽古を始めるとすぐに縫い目がズレた状態になってしまいます。
ネットで調べてみると、色々な方法が提案されていましたが、一番身近で簡単な方法「熱湯を柄革にかける」を試してみました。
結論として、この方法で全くズレなくなりました。
竹刀の柄革が緩くて回る(縫い目がズレる)現象が熱湯で改善
熱湯で柄革を改善する方法は簡単。
縫い目のズレを元に戻した状態で、柄革に熱湯をかけるだけ。
私の場合ですが、乾燥を早めるために柄革に染み込んだ水分をタオルなどに染み込ませるように拭き取りました。
後は陰干し(部屋の中で大丈夫かと)で1日くらい置いておけば乾燥して次の稽古でも使えるかと思います。
(私の場合2~3日置いておいたかもしれません。)
これで「回らない柄革」となりました。
なぜ熱湯をかけると柄革が回らなくなる?
熱湯をかけると、柄革が収縮して竹刀にピッタリと固定されるからですね。
今までは少し絞るとすぐに縫い目がズレていましたが、この方法をやった後はちょっとやそっとではズレなくなりました。
なぜ柄革が回ると気になる?
竹刀は弦が張ってある方が上向きになるように竹刀を握りますが、稽古をしているとこの握りがずれてきて、弦が横や斜めを向いてしまうことがあります。
試合形式で稽古しているときはいちいち目視で確認していたらすぐ打たれてしまいますし、合気が切れる原因にもなります。
竹刀を持つことに慣れてくると、目視しなくても柄革の縫い目の凹凸に手が触れる感触で正しく握れているかを把握できるようになります。
しかし、縫い目がズレていたら弦が正しく上を向いているかが手の感触だけでは把握できなくなってしまうんですね。
なので、柄革が回ると気になる原因はこれかと思われます。
縫い目の感触で弦の向きを把握できるようになった結果とも見れます。
せっかくの稽古が縫い目のズレで集中できないのももったいないので、早めに直しておくほうがいいでしょう。
手の内の使い方が原因の可能性も
手の内の使い方が誤っていると柄革が回転してしまうという意見もありました。
誤った振り方をしていると思います。
手の内は「絞める」のであって、「絞る」ものではありません。
恐らく柄を雑巾のように「絞って」いるのではないか❓️と思います。指導者でもこの違いをちゃんと理解せずに指導していることがありますので、これの解決法を知る指導者に教えを乞うのが一番です。
— まるち●@6段挑戦中の🥚の殻 (@martirhum) December 1, 2020
絞るのではなく、絞めるのが大事と。
回転して困っている場合はこれを機に見直してみてもいいかと思います。
まとめ
柄革の回転は熱湯をかけて乾燥させれば、革が縮んでガッチリと固定され、回転しなくなります。
氣が重要視される剣道なのに、柄革に氣を取られているのは良くないでしょう。
柄革に熱湯をかけて大丈夫なのか?と、最初は勇気がいる作業かもしれませんが、特に問題なく使えています。
柄革の回転をそのままにしてしまっている方は試してみて下さい。
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