全部で133種類もの桜が観られる「造幣局桜の通り抜け2018」。
全国に桜の名所は数多くありますが、これほど多くの品種が、一か所で見られるのは、
ココ造幣局だけです。
驚くほど多くの種類がありながら、木の数は全体でわずか350本しかありません。
なかには、たった1本だけ、という品種がいくつもあります。
それだけ、多くの品種を集めることにこだわったわけですね。
関山、御衣黄、楊貴妃、兼六園菊桜、琴平・・・桜好きの人はもちろんですが、数多くの珍しい品種も観られますので、マニアや専門家からも大変評価の高い絶好の桜スポットです。
そんな「造幣局桜通り抜け2018」の期間や時間、
また、アクセスや駐車場情報、そして、
屋台の様子や混雑状況についても詳しくまとめてみました。
さらに、今年平成30年(2018年)の貨幣セットやメダルの内容を過去の物も一緒に
ご紹介して行きたいと思います。
目次
「造幣局桜の通り抜け2018の期間や時間は?」
実は、毎年、造幣局の桜通り抜けの日程が発表されるのは、「3月中旬」となっています。
それもそのはず、桜の開花時期が明確にならないと、造幣局の桜の旬の時期も定まらないからです。
(ちなみに、昨年(平成29年)の通りぬけは、4月11日~17日までの7日間でした。
時間は、平日が午前10時~午後9時まで、
土、日が午前9時~午後9時まで。(ただし、入場の南門は、午後8時30分には閉まってしまいますので注意が必要です。
恐らく時間帯は、今年も去年と同じだと思います。)
その今年の桜の開花予想ですが、「平年並み」だそうです。
今年の冬は、寒いですよね。日本中が若干、凍り気味といっていいくらいに・・・
その理由は、日本列島にとても多くの寒気が流れ込んできやすい状態にあるからですが、グッと寒くなるこんな年は、休眠打破がすすみ、花芽が良く成長して桜の開花が早まるそうです。
ただ、今年は3月になっても例年以上に長く気温が低くて寒い日が続くそうで、こうなると逆に開花時期が遅くなるそうです。
この二つの効果がそれぞれを打ち消しあうので、平年並みの開花予想となっています。
造幣局は八重桜が圧倒的に多く、八重桜はソメイヨシノより遅れて咲く性質があるので、
通り抜け期間は、満開日よりも遅めの時期に設定されます。
そして、今年の大阪の開花予想が、「3月28日」、満開日は「4月3日」となっています。
去年の開花予想が3/30で今年よりは3日遅かったので、
通り抜け初日は、昨年より3日早くなるとすると、4月8日と考えられます。
しかし、この4月8日は、『日曜日』です。
例年、造幣局の通り抜けは、「平日から始まり平日に終わり」ます。
ということは、早ければ、二日前の4月6日金曜日に始まり、12日木曜日に終了するか、
二日後の4月10日火曜日に始まり16日月曜日に終了するかのどちらかと予想できます。
う~ん、難しいところですよね。悩ましい・・・
でも、心理的に散ってしまった後よりは、満開でなくても少し早めに見る方が良い気がします。
よって、少々独断ではございますが・・・「4月6日(金)~12日(木)」あたりではないかと思われます!
日没後は、毎年ぼんぼりなどでライトアップされます。きっと今年もきれいな夜桜が楽しめると思いますよ。
ただ、残念なことに、長期の天気予測では、4月に入って、いきなり6日くらいは雨または曇りが続きます。そして、その後7,8日の週末が晴れて、また雨と曇り、12日は晴れる様ですが・・・
実際にはどうなるか、3月中旬以降に正式な日程はチェックして、できればお天気の良い日に言って頂きたいと思います。
または、我こそは、晴れ男(女)という自信のある方は、あえて雨の降りそうな日に出向いていただいて、
救世主となって、ピッカピカに晴れにしてもらえたら幸いです!!(笑)
雨の日も悪くない・・・・?
「アクセスや地図は?最寄り駅や駐車場も」
まず、電車でのアクセスからご紹介しましょう。
造幣局の桜の通り抜けは、造幣局南門から入って、北門に抜ける一方通行になっています。
(北門から入ることは出来ませんから気を付けて下さいね)
よって、行きは、造幣局の南側に位置する「大阪城北詰」駅か「天満橋」駅で下車するのが便利です。
そして、帰りは北門から出た場合は、「大阪天満宮」駅が便利なのですが、
お花見の後、屋台を楽しみたい場合は、いったん造幣局から出て、屋台のある大川沿いを北から南へ下る形になるので、この場合は、行きと同様「大阪城北詰」駅か「天満橋」駅が便利です。
「大阪城北詰」駅は、JR東西線です。 徒歩で15分。
「天満橋」駅は、地下鉄谷町線及び京阪本線です。徒歩で15分。
「大阪天満宮」駅は、JR東西線です。 徒歩で15分。
ちなみに「JR大阪」駅からなら、大阪環状線で「京橋」駅まで行き、
東西線に乗り換えて、一駅で「大阪城北詰」駅に着きます。
次に、車ですが、造幣局周辺には、適当な駐車場がなく、造幣局側も、公共交通機関の使用を推奨していますので、あまりおススメはしません。
ただ、どうしても、という方は、待つ事を覚悟のうえで、「大阪城北詰」駅周辺に「タイムズ」の駐車場が10か所ほどあるので、利用しては如何でしょうか。
また、少し離れた「京橋」駅がとても繁華でタイムズの駐車場が20か所以上ありますので、ここに駐車して、JR東西線で一駅、「大阪城北詰」駅まで行くという手も良いとは思います。
「どんな屋台がある?様子は?」
桜の通り抜けに合わせて実にたくさんの個性豊かな屋台が並ぶのですが、
この屋台は、造幣局内にあるのではないのです。
造幣局内は、基本的に飲食は一切禁止となっています。
飲み食いは忘れて、この美しい桜たちを余すこと無く見て欲しい、
そして、桜の名所としての品位を保ちたい、
という主催者のメッセージが聞こえてきそうです。
何より、ゴミも出ませんからとても綺麗で気持ちがいいです。
そして、肝心の屋台は、造幣局の横を流れる大川を沿う形でズラリと並びます。
そのラインナップは、まさに大阪っぽい個性あふれる顔ぶれです。
混雑しているときに行くと、屋台というよりは、活きのイイ小さな商店街の様な活気さえ漂います。
屋台らしいところで言えば、
たこ焼き、とうもろこし、やきとり、リンゴ飴、たい焼き、じゃがバター、
ポップコーン、ベビーカステラなどが食べられます。
でも、大阪らしい個性あるお店には、
まず食べたことがない方は是非体験して頂きたい「イカ焼き」。小麦粉とイカの切り身でシンプルに焼いただけの食べ物ですが、ソースと良くマッチして、癖になります。(大阪梅田の阪神百貨店の地下に有名店があり、常にお客さんが列を成しています)
さらに、神戸牛の和牛焼肉、唐揚げ、出汁巻き、広島風お好み焼き、
そして、お茶屋さんの様に広い座席付きのお店もあり、そこに上がりこんで、ビールに日本酒、
サザエのつぼ焼き、エダマメ、おでんが頂ける、花見の後にはうってつけのシチュエーションが用意されています。
食べ物ではないのですが、手相占いもありますし、おたますくい、といって金魚ではなく、オタマジャクシ(しかもヒキガエルの!!(笑))をすくうコーナー、射的などもあります。
桜茶や桜の花の塩漬けなんかも買って帰られます。
全長560mの通り抜けですが、そこに約30分、そしてこの屋台で小一時間、心もお腹も満たされて、
「我が世の春」が満喫できそうですよ。
ちなみに、屋台は通りぬけが終了するくらいまで(午後9時)は、営業していますし、一部のお店は、
午後10時位まで開いています。
「お花見に来る来場者数はどのくらい?混雑を避ける方法は?」
造幣局桜の通り抜けには、毎年多くの人達が集まります。
少ない年でも50万人以上、多い年は80万人を越します。
ちなみに、去年(2017年)は73万人でした。
天候にもよりますが、基本的には、平日がおススメです。
混雑が嫌という方は、午前中が良いでしょう。
土日でも午前中なら結構空いてます・・・
でも前にも書きましたように、今年4月上旬の大阪の天気は雨または曇りが多く、週末の土日(予想が当たって4月6日~12日開催ならですが・・・)が天気が良いようなので、特に土日の両日は、
大混雑するかもしれません。
しかも、昼から夜にかけてがドンドン、驚くほど混雑してきます。
土日に行くにしても、混雑を避けるなら、午前中がおススメです。
「平成30年(2018年)の貨幣セットやメダルの内容は?過去の一例も」
造幣局では、昭和62年から毎年、プルーフ貨幣セットを販売しています。
(※プルーフ貨幣とは、流通用の貨幣ではなく、収集家のために特殊な処理をした(光沢を持たせるなど)
貨幣のことです)
大体スタイルは決まっていて、今年の商品も
500円、100円、50円、10円、5円、1円の
計6種類のプルーフ貨幣に製造年が刻印された純銅製の年銘板1枚がセットになって、
専用のケースに飾られた形で販売されます。
で、いくらなの?って思いますよね。
だって、特殊加工されてても貨幣に変わりないわけですから、6種類の合計は666円です。
それに、銅板1枚。
実はこれで、税込み7,714円です。
限定30,000セットのみです。
高い!と思った方は、収集家には向いていないかもしれません(笑)
遠い将来には、平成最後の年の1年前のプルーフ貨幣として価値が上がるかも・・・(微妙)
しれません(汗)
さらに、「平成30年銘ミントセット」も販売されています。
これは、先ほどと同じ未使用の6種類の貨幣と今年の干支の「戊戌」をレリーフ仕上げした
丹銅製年銘板1枚がセットになってケースで販売されています。
こちらは、1,900円とお求め安くなっており、124,000セット限定です。
これは、昨年(平成29年)のものです。
また、過去にもいろんな通貨セットが販売されています。
なかでも面白いのが、リカちゃん50周年を記念した貨幣セットが造幣局とタカラトミーのコラボで
昨年(平成29年)の春に売り出されました。
29年銘の6種類のプルーフ貨幣と、歴代リカちゃんが印刷された銀メダルが特製革ケースに収納されています。
なかなか斬新ですよね。
どんな人達が購入したのでしょうか。少し、興味深いです。
リカちゃんの設定年齢は11歳です。50年経ったということは、61歳!?
購入した人たちのなかには、半世紀近く前のリカちゃん世代の人たちが多いのかも・・・
と勝手に想像してしまいます。
リカちゃん50周年を記念して、造幣局よりリカちゃん貨幣セットが発売! 平成29年銘の6種類のプルーフ貨幣と、歴代リカちゃんが印刷された銀メダルを特製革ケースに収納。お申し込みは5月30日までです! https://t.co/sw71ToIoTp #リカちゃん pic.twitter.com/ZHYoauN11C
— タカラトミー (@takaratomytoys) April 29, 2017
「まとめ」
造幣局では、毎年、特別観桜会と称して、桜の通り抜け期間の始まる前日に地元の老人ホームのお年寄りや障害施設の人たちを何千人と招待しています。
このような心温まる思いやりがあってこそ、長きにわたり、多くの人々から愛される
浪花の春の恒例行事となりえているのではないかと思いました。
そして、毎年必ず一種桜が『今年の花』に選ばれて発表されます。
昨年は、鬱金(うこん)でしたが・・・今年はどんな品種が選ばれるのか、
今から楽しみです!
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もし手持ちの古銭や記念貨幣などを整理したい、という場合は買い取りサービスもあります。
買取価格をざっと見てみましたが、なかなかいいお値段で買い取ってもらえるようですね。
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