ダイエットにもそうでない人にも大人気の魚缶。
サバはその筆頭ですね。
すぐに食べれて便利なんですが、どうにも完食するのがおっくうなのです。
食べ終わった後の片付けが非常にやっかいなのです。
油を落とすために縁で指を切った回数はそれこそ星の数ほど。
傷ができると3日は痛みに耐えながら水周りの家事をしたり、お風呂に入るハメになります。
傷もなにもないときの指のありがたみを感じる反面、もうこんな思いはしたくないという後悔の念も…
そこでネット上で色々と魚缶を洗うための方法が囁かれていますが、私がおすすめするのは
クレンザー(+大きめのスポンジたわし)
です。
色々試した結果これがベストだと思いました。
その3つの理由は以下のとおりです。
- 頑固な油汚れと臭いを落とすのに適している
- 台所用の洗剤なので安心
- 経済的&時短&場所をあまり取らない
それぞれ解説していきます。
目次
理由その1 頑固な油汚れとしつこい臭いを落とすのに適している
クレンザーは研磨剤と界面活性剤を使用した洗剤で、液体洗剤だけでは落としづらい汚れを落とすためのもの。
- 魚の油汚れ
- 魚の臭い
これらも簡単に落とせます。
魚の油は液体洗剤ではなかなかヌルヌルが落ちません。
網たわしの方にギトギトが移る恐れもあります。
素手で油だけでも落とそうとすると、今度は指を切るハメに。
クレンザー(+大きめのスポンジ)だとこうした心配がありません。
油のヌルヌルを落とすために何度も洗い直す必要はありません。
私は今まで何度も洗ってきましたが、すべて一回でキュキュッときれいに油を落とせています。
指でこすると本当にキュッと鳴ります。(洗剤のCMでよくアピールされる音)
クレンザーを使い始めるまでの数々の苦労はなんだったのか…
そんな後悔と感動すら浮かんできます。
後片付けの面倒さから、魚缶を食べるのが億劫でしたが、これを知ってからガンガン気にせず食べれるようになりました。
クレンザー様様です。笑
重曹やセスキ炭酸ソーダなども試してきましたが、どちらもキュッとなるほどの洗浄効果は感じられませんでした。
それどころか、スポンジや網たわしに油や臭いが移ってしまうことも。。
そもそも重曹やセスキを溶かして使うのもちょっと面倒です。
洗ったはずの缶が後から臭い出す大きな原因
洗ったはずの缶の臭いの大きな原因は、魚の身や骨の破片、魚の油が缶の角などに残っていることです。
これらのカスがほんの少しあるだけでもニオイ菌は余裕で繁殖できますよね。
なので、研磨剤で根こそぎ缶底角などに挟まったカスを削り取ってしまい、残らず除去してしまえば、後からニオイが発生しなくなるもの納得です。
ニオイの発生源がないからです。
また、このカスが残っているとゴキブリは集まってきます。
あの長い触覚で魚のカスを超敏感に察知します。
ちなみに、煮干しや魚類はゴキブリの大好物です。(他にもたくさん好物がありますが。)
毒餌としておびき寄せる分には絶好の食材ですね。
私がクレンザーで洗った魚缶を、数日後にニオイを嗅いでみたところ、ほとんどニオイがしませんでした。
少なくとも、洗った日と比べてニオイがひどくなっている様子はゼロです。
目隠ししてニオイを嗅がせて
「この缶は何が入っていた缶でしょう?」
と利き空き缶クイズを出されてもまず答えられない自信があります。笑
理由その2 台所用の洗剤なので安心
ネットでおすすめされている方法のなかにはお風呂などで使うタイプの洗剤も紹介されています。
成分はキッチンハイターとほぼ同じなので大丈夫だろうということですが、わずかな成分の違いでもキッチンには不向きのものがあるかもしれません。
例えば「香料」。
お風呂などで使うタイプであれば、メーカーはお風呂向けを想定した香料を使うことでしょう。
台所まわりであれば、食器に微量が残ったとしても人体に影響のない成分を選ぶのではないでしょうか?
素人目から見て同じに見えても、メーカーの成分選びは意外と繊細だったりします。
あとは単純に気持ち的に使いたくない、ということ。
キッチンに使うものはキッチンに。
逆にお風呂場で使うものをキッチンではあまり使いたくない。
そんなの気にしないよ、という人はそれでもいいと思いますが、子供もいる場合は無駄な心配を抱えたくないという気持ちもあります。
やはり、メーカーが推奨している使い方に沿って使いたいところです。
メーカーも推奨している使用方法以外で事故が起きても責任取れませんよ、と言うはずです。
理由その3 経済的&時短&場所をあまり取らない
クレンザーは比較的安価に手に入ります。
一例としてカネヨンは550gで300円程度です。
そして魚缶一個であれば3~4分程度できれいに洗い終えることができます。
強力な研磨剤の効果もあり、魚の破片もまず残りません。
私はクレンザーを使ってからは油のヌルヌルが残ることもなく、洗い直したことはありません。
また、台所用品なので、台所に置きやすいような形を想定して作られています。
お風呂場用洗剤の場合、やはりお風呂使いを想定した作りなので、そこそこ場所を取ります。
スポンジの代わりにブラシを使えば指を切るリスクはなくなりますが、置き場所に少し困ります。
魚缶洗浄用ブラシのためにわざわざフックなどを取り付けるのも面倒です。
大きめのスポンジであれば少し空いているスペースに置いておくことができます。
小さいスポンジが不向きな理由
「省スペースなら小さいスポンジのほうがいいんじゃない?」
と思うかもしれませんが、小さいスポンジだと手を切るリスクが高まります。
缶蓋(カンブタ)のあった縁裏は特に汚れが残りやすいところなので、力を入れてこすろうとするとスポンジが圧縮されて小さくなります。
持つ部分と缶をこする部分がとても近くなるので、ふとした拍子にピッ!と切ってしまうかもしれません。
また、小さいと缶の底までスポンジを届かせようとして指を奥まで入れなくてはならず、これも指を切る原因になってしまいます。
なので、持つ部分もしっかり確保できる大きめのものを使うほうが無難です。
小さいスポンジで洗う様子はさながら
- スモールライトで小さくなったジャイアンの隣で威張れないスネ夫
- ちびトトロの胸が小さすぎて飛びつけないサツキとメイ
- ギア3(サード)後に縮んで戦えなくなったルフィ
といったようなものです。
(大きめのスポンジよりももっと洗いやすいものがあれば、もちろんそれでもいいと思います^^)
クレンザーとスポンジで洗う方法や手順は?
人それぞれのベストな方法でいいかと思いますが、私が洗っている手順を書いておきます。
- 缶を水でゆすぐ
- スポンジに1円玉弱くらいのクレンザーを乗せる
- クレンザーを乗せた部分で缶の内側をこすり洗いする
- 水で流す
クレンザーは液体洗剤のように泡立つので、その泡も使って内側全体をぐるっときれいにします。
魚の破片が残らないように、
- 缶蓋(カンブタ)あった縁裏の角
- 缶底の角
もしっかり磨きます。(ここがポイントであり正念場です!)
鋭い刃先を華麗に避けつつ、カス達を確実にこそげ落としていきます。
一通り洗い終えたと思ったら、水で洗い流します。
さあ、内側を触ってみてください。
※せっかく無傷で生還したのに、ここで指を切らないように注意してくださいね。
キュキュッという小気味よい音がきっと聞こえるはずです。
臭いも嗅いでみましょう。
思わずニンマリしているあなたの姿を見て、旦那さんやお子さんは「おや?」と思うかも知れません。
まとめ
クレンザーを使うことでそれまでの苦労と食べる前からの億劫さは激減しました。
クレンザーで魚缶を洗う方法を知っている人もいるかもしれませんが、まだやったことなかった、という人はぜひお試しください。
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