ゴキブリを発生させない方法を模索していたところ、ハッカ油がいいという情報を知りました。
実際にハッカスプレーを撒いたところ、ゴキブリを見る頻度が明らかに減りました。
この記事では私がやったハッカスプレーの作り方、撒く場所、スプレーボトルの選び方などを紹介していきます。
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おすすめ対策
私が実際にやってみて効果があったと感じたのは、
ハッカ油です。
これはゴキブリが嫌う匂い成分「リモネン」が入っているからです。
スプレーにして噴霧できるように、私はスプレーボトルと油を溶かすための溶剤(エタノール)を購入しました。
スプレーボトルの選び方
ハッカ油で溶けるボトル | ×ポリスチレン(PS、スチロール樹脂) |
---|---|
ハッカ油で溶けないボトル(溶けにくい) | ○PET(ポリエチレンテレフタラート) ○PE(ポリエチレン) ○PP(ポリプロピレン) ◎ガラス |
ポリスチレン(PS、スチロール樹脂とも呼ばれる)のスプレーボトルはハッカ油で溶けます。選んではいけません。
具体的には以下のようなマークです。
「6」は樹脂識別コード(SPIコード)の番号です。
PETでしたら1となります。
以下のようなスプレーボトルを選びましょう。
- PET(ポリエチレンテレフタラート)
- PE(ポリエチレン)
- PP(ポリプロピレン)
- ガラス
特に、ハッカ油のような精油やアルコールを扱う場合はガラス製が一番安全です。
私はPET製のボトルを使用しましたが、特に容器が溶ける様子はありませんでした。
同じPET製でもアルコールに強いものと弱いものがあるそうです。
「PET製のボトルにアルコールを入れたら溶けて底が抜けた」という声もあるので、やはり確実なのはガラスです。
また、PET製を選ぶ場合、なるべく精油やアルコールでも使えるタイプのほうが安全です。
水道水でもいいの?精製水を安く手軽に買う方法は?
そして水は水道水よりも精製水のほうが効果は高くなります。
水道水は塩素が含まれているので、ハッカ油の効果を阻害してしまう働きがあるようです。
ただ、私は浄水器を付けていることもあり、水道水をそのまま使用しています。
ちなみに精製水は近所の薬局に行けば確実に売っています。
500mlで100円程度です。
マツキヨのようなドラッグストアでなくとも、病院併設の町の小さい薬局でも売ってくれますよ。
Amazonなどのネットショップでもすべて揃う
以上の材料はいずれもアマゾンなどでかんたんに見つかります。
ハッカ油の商品ページにも「よく一緒に購入されている商品」としてスプレーボトルとエタノールも出てくると思いますので、それで決めてしまっても問題ないと思います。
それだけゴキブリ除け目的での購入が多いということです。レビューもその内容がかなり見られます。
これなら探す手間も省けますね。
具体的な噴霧場所は?その他に対策したこと
これらを混ぜ合わせてできたハッカスプレーをゴキブリの出そうなところ、侵入しそうなところなど、ありとあらゆるところに吹き付けます。
具体的には、以下の侵入経路。
・トイレ、風呂、洗面台、キッチン、洗濯機のあらゆる排水管と排水管周りの隙間など
・玄関、窓、ベランダなどの空いた瞬間やその隙間
・通気口、換気扇
それに加えて
・家の周囲全て
・絨毯
・網戸
・冷蔵庫周り
などです。
排水管(トイレ、風呂、キッチン、洗面台など)にはそのままのハッカ油を直接、数滴垂らしておきました。
ハッカの匂いが嫌いでなければ、他にも色々な布製品に吹き付けておくといいかもしれません。
また、原因となる食材、特に油は冷蔵庫などの密閉できるスペースに入れてしまいましょう。
油を冷蔵庫に入れる習慣はそれまでなく、面倒でしたが、慣れればそこまで苦ではなくなりました。
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ハッカスプレーの分量と作り方
【材料と分量】
ハッカ油 | 20滴 |
---|---|
エタノール | 10ml |
水 | 90ml |
※分量はこれらの比率を守って増やしたり減らしたりすればいいです。(濃度は変えない)
※ポイントはハッカ油をケチらないこと。ちゃんと分量のハッカ油を入れましょう!濃度が薄いと効果は出づらくなります。
【調合手順】
1 | スプレーボトルにエタノールを入れる |
---|---|
2 | 1にハッカ油を入れる |
3 | 2を振り混ぜて溶かす |
4 | 水を入れて振り混ぜる |
以上で「ハッカ油虫除けスプレー」の完成です!
ポイントは混ぜる順番です。
まず油をエタノールで溶かしてから水を入れることです。
水と油は混ざりません。
ゴキブリが出てきたときの対策
こちらもいろいろな方法や製品が出ており、賛否両論ですが、一番手っ取り早いと思ったのはやはりスプレータイプの殺虫剤です。
吹き付ければ簡単に退治できます。
ポイントはゴキブリの腹部に噴射することです。
背中でも効果がありますが弱点は腹部。
スプレーの風圧で逆さにして、その状態を上から狙い打ちましょう。
殺虫成分が気になる人や、床が汚れるのが嫌な人は凍死させるスプレーもあります。
殺虫スプレーよりも当て続けるのが難しいですが、数秒命中し続ければ効果は抜群です。
他にも熱湯をかければ一発という方法も見かけましたが、水浸しになって後処理が非常に手間でした。
(確かに熱湯には弱いようで、かけたらほとんど動かなくなりましたが・・・)
ゴキブリが出てくるのは人間が寝静まって部屋が暗くなった頃ですから、眠くてフラフラしている状態で手間が多くなるのは困りものです。
ホイホイタイプもありますが、私は少し苦手です。
あの中に大量のゴキブリが集まってくるのが処分するとき怖いというのもあります・・・
引き寄せるということは外から新たなゴキブリを引き寄せるのでは?という心配もあります。
ハッカ油は逆にゴキブリが寄ってくる?
ハッカ油自体はゴキブリが忌避する成分「リモネン」が入っているので、寄ってくるということはありません。
リモネンはレモンなどの柑橘類に含まれる成分です。
なので、「ハッカスプレーをしたら逆に寄ってくるようになった」という場合、別の理由が考えられます。
ハッカ油より強力な誘引剤(ゴキブリが好きなニオイ)があるかもしれません。
ゴキブリが好きなニオイ
具体的には以下のニオイです。
好きなニオイ | ・ネギ類(ニラ、にんにく、玉ねぎなど) ・乾物類(煮干し、干しエビ) ・アンモニア臭(トイレで発生しやすい) ・腐敗臭 ・同じゴキブリの体臭やフェロモン(糞に含まれる) |
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例えば、ネギを使った料理をした、乾物を使った、台所まわりに置きっぱなしにしている野菜がある、などのときです。
それらのごく小さな破片であってもゴキブリは嗅ぎ分けて寄ってきます。
こうしたニオイの発生源をしっかりと断つことが大事です。
ゴキブリの好き嫌い【ハーブ(アロマ)編】
また、ハーブの中にはゴキブリが好きなものもあることは事実です。
好きなハーブ | ・バニラビーンズ ・アニス ・ユーカリ |
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嫌いなハーブ | ・ハッカ ・レモン ・ペパーミント ・クミン ・オレガノ |
バニラビーンズは甘い香り、アニスはお菓子作りにも利用される香辛料でやはりゴキブリが好みます。
逆に嫌いなものはハッカ油やレモンの香り、ペパーミント、クミン、オレガノです。
これらのハーブを育てているだけでもゴキブリの忌避になるります。
原因と侵入経路
主な原因はゴキブリの好物があることです。
先程も紹介していますが、具体的には、
油、玉ねぎ、甘い香りのするハーブ、果物など。
比較的どの家庭でもありそうなものばかりです。
キッチン周りの細かい食材カスも敏感に感じ取ってやってきます。
特にコンロ周辺の油の飛び跳ね、調味料置き場の油の垂れた跡、これらを放置されている場合、大好物の油の存在を敏感に感じ取ってやってきてしまいます。
あの長い触覚が遠く離れた場所からもそういった餌の匂いを感じ取るようです。
では一体どこからやってくるのか?前述の
・トイレ、風呂、洗面台、キッチン、洗濯機のあらゆる排水管と排水管周りの隙間など
・玄関、窓、ベランダなどの空いた瞬間やその隙間
・通気口、換気扇
薄い小さな隙間さえあれば入ってこれる→パテで塞ぐ
ゴキブリは薄い小さな隙間さえあれば入ってこれます。
閉まっている玄関も厳密には隙間があります。
パッと見はそこまでわかりませんが、やつらは意外なほど薄っぺらくなれます。
退治するときを思い返してもらえれば分かると思いますが、異常に狭い隙間、例えばタンスなどの大型家具の接地面になんなく逃げていきますよね?
それくらいの僅かな隙間さえあれば余裕で入ってこられるということです。
さらに生まれたばかりのゴキブリは1mmの隙間も余裕で入って来れると言います。
後学のためにゴキブリの赤ちゃんの写真を見たい方はこちら↓
建築関係のプロならいざいらず、素人には1mmの隙間を対策するのは難しそうです。
※ただし、素人でもパテで完全に隙間を埋めてしまう方法もあります。
また既に家の中に巣を作られている可能性もあります。
その場合は隙間を埋めても発生源が別にあり、「隙間を塞いだのにまだ出てくる」ということになりかねません。
巣も侵入経路も全て対策するのがベストかもしれませんが、これには時間と費用、根気がいります。
まとめ
排水管には直接滴下、それ以外は噴霧で寄せ付けない。
私の場合、次の日にはまだ出てきており、完全に撃退できたわけではありませんでしたが、それ以降、明らかに出現頻度が減りました。
こまめにスプレーを続ければより効果的だと思います。
こちらは試していませんが、別の対策として寒さに弱いということなので、冬場は窓を全開にして屋内の温度を外気と同じにすることで巣も含めた退治ができるという情報もありました。
実際、寒冷地の、特に山中ではゴキブリが繁殖できないと言われています。
寒いのを我慢すれば便利な方法ではありますね。