さくらんぼの国内シェア76%をほこる山形県。
その生産力は圧倒的と言えます。
しかも、2位の北海道を大きく離してのブッチギリ第1位です。
ちなみに、他の上位地域を見ても、軒並み東北勢が占めています。
それもそのはず、さくらんぼは、どこでもできるわけでなく、気候や風土を選ぶので、
長野県と山梨県辺りがギリギリ、それより、南や西ではほとんど採れません!
しかも、山形は、梅雨時期の雨が少ないので、実も傷みませんし、
さくらんぼ狩りにも最適と言えます。
さくらんぼの品種と言えば何といっても「佐藤錦」。
この名前は、佐藤錦を初めて作った山形市東根市の佐藤栄助氏の名字がルーツです。
この東根市は、さくらんぼの聖地のようなところですが、ここにある山形新幹線の駅名は、
「さくらんぼ東根」駅です。インパクトありますよね!一度で覚えられます。
今回は、そんな山形でのさくらんぼ狩りについて、
・時期や穴場
・おすすめスポットランキング
・はとバスツアー
・おすすめ宿泊先など
ドドーンっとお伝えしてみたいと思います。
これを読んで、是非、「さくらんぼ狩りin山形」の計画を立ててみて下さい!
目次
「山形のさくらんぼ狩りの時期はいつ?おすすめの時期は?」
そもそも、さくらんぼが市場に出回る時期は一年の内でも非常に限られています。
その中で、さらに旬、というとシュンだけに『瞬間』と言った感じで、あっという間に過ぎ去ってしまいますから、たとえ、さくらんぼ王国、山形でもあまりおちおちしてはいられません。
山形のさくらんぼ狩りは、早ければ5月中旬から始まります。
そして、メイン中のメインが、6月初旬から下旬にかけて。
さらに、所によっては、7月中旬くらいまで楽しむことが出来ます。
とくに、5月からさくらんぼ狩りが出来る所は、「ビニールハウス」で育てた温室もので、
その後6月に入ってからは、露地ものに切り換えられます。
やはり、ビニールハウスのものの方が、手間と経費がかかるのでしょうね、料金設定もかなりお高めです。
「山形のさくらんぼ狩りで穴場はある?」
冒頭に「東根市」が、さくらんぼの聖地の様だと書きましたが、そのとなりの「寒河江(さむかえ)市」こそが聖地と言っても良いかもしれません。
本当にたくさんの農園があるのですが、その中でも比較的に西側になると農園の数が減ってきます。
すると、おのずとその当たりが、穴場になってきます。
しかも、安いです。
「渡邉観光櫻桃園」 山形県寒河江市西根北町7-30 090-2987-6073
6月中旬~7月上旬まで。 8時30分~17時。
1時間で 大人1,000円、小人500円とかなり安いです。
しかも、駐車場は、チェリーランドが使えます。(500台収容)
「板橋農園」 山形県寒河江市大字西根字上川原27 0237-84-4160
6月上旬~7月下旬まで。1時間で 大人1,200円、小学生以下は1,000円です。
小さく家庭的な農園です。
しかも、土日なら予約なしでもオッケーです。
さくらんぼがツヤッツヤです!
「丸高農園」 山形県寒河江市七日町1-44 080-3198-4984
6月中旬~7月中旬まで。1時間で、大人1,000円、小人(小学生まで)800円です。
1時間で、大人1,000円というのは、なかなかありません!安いですね。
ただし、さくらんぼの食べ放題って、イチゴなんかと同じイメージですけど、これが違うんです。
種もありますし、何より、さくらんぼを木からもぎ取るのがいちごと比べても難しく、時間のわりにあまり食べられない、という現実があります。
さくらんぼは、あまりガツガツと食べるよりは、じっくり味わうもの・・・
くらいに考えておきましょう。お子様と行くなら、その点を少しお話しておいてあげる方がいいかもしれませんよ。
「山形のさくらんぼ狩りスポットおすすめランキング2019ベスト5!」
山形県内には、ざっと400以上のさくらんぼ農園があると言われています。
しかもそのほとんどは、さきほど触れましたように「東根市」と「寒河江市」に集中しています。
きっと、気候や風土が、さくらんぼに適しているだけでなく、昔からこの地域で互いに切磋琢磨して、
時には情報を共有して助け合って、どこにも負けない美味しいさくらんぼ作りに専念してきたのでしょうね。
そんな「東根市」と「寒河江市」はもちろん、それ以外の地域も含めて、是非とも行って欲しいおすすめさくらんぼ農園をランキングベスト5!としてご紹介しましょう!
1位 「槙農園」 東根市中央東三丁目8番25号 080-1811-9304 080-1689-2074
安全第一、お客様第一で大変、親切丁寧な心ある経営をされています。
なんと贈答用の高級さくらんぼを惜しげもなくさくらんぼ狩り用に開放しているという珍しい農園さんです。
しかも夜間のナイター営業まで行っています。
人気が高く、今年も3月中旬以降から予約受付が開始されます。とにかく早くに予約を入れて下さい!
6月上旬~7月中旬。(ただ、年によって、時期も前後しますので、その当たりのスケジュール調整が大切になってきます。去年(2017年)は、前年より1週間ほど遅かったのです。この点要注意です)
1か月前予約には、200円引きという特典もあります。参加者全員が70歳以上ならこれまた、
半額というシルバーには嬉しい大サービスも。
「一般コース」は、60分、90分、120分とあり、それぞれ小学生以上で1,500円(3歳以上小学生未満で1,000円)、同2,000円(同1,300円)、同2,300円(同1,500円】となっています。
気になる高級品のほうは、「オリジナルコース」として、30分、45分があり、それぞれ小学生以上で3,000円、3歳以上小学生未満で2,000円、同3,500円(同2,500円)です。
少し高いですが、シルバーの方は半額になりますので、行ってみてはいかがでしょう。
2位「八果園大沼」 寒河江市大字八鍬804-1 0237-87-2708
創業100年を誇る、老舗農園さんです。絶対的な信頼ができるブランドさくらんぼが楽しめます。
1500を超えるさくらんぼの木に実るさくらんぼは、寒河江の盆地特有の寒暖差で育つので糖度が高く、甘くて品質は最高級です。
6月上旬~7月上旬。
大人 1,500円、幼児700円です。
第3位「ふる里サクランボ園 大曽根」 山形市大字上反田字筒前901-1 023-643-4377
つぎは、東根市でも寒河江市でもなく、山形市です!
時期は、6月上旬(または中旬)~7月上旬くらい。
中学生以上1,200円、子供600円とお手頃です。
園内は、バリアフリーなので車いすやベビーカーでもOKですよ。
そして、こちらをご紹介したかったのは、珍しくさくらんぼの木の「オーナー制度」があるからです。
誰でも、年間27,000円支払えば、1本の木のオーナーになれて、あとは全て管理してくれて、シーズンが来れば、その木になるサクランボは自由に取ることが出来るというものです。
面白いと思いませんか??
なんと昭和63年から、約30年も続いていて、この大曽根農園さんが、全国で初めて導入したそうですよ。
あなたも、如何ですか?さくらんぼ大好きな方がいれば、プレゼントするのもいいかもしれません(笑)
第4位「上山観光フルーツ園」 上山市三上1241-47 023-674-2345
上山市は、東根や寒河江よりも南、蔵王よりさらに南に下ります。
この農園さんは、大きくて広くて、朝も7時30分からオープンしているので、混むのは嫌い!という方には、強くおススメします。
しかも、3コースから選べて、通常のコース(40分くらい)に加えて、
「ボーっとロングステイコース」という60~90分くらいも滞在できる女性やお年寄り、
お子さん向けの嬉しいコースとさらには、
「こだわりの特別コース」(40分くらい)という特別に美味しい木だけを厳選して教えてくれるコースもあるのです。
それぞれに、料金は、小学生以上で、1,600円、2,000円、2,000円となっています。3歳以上未就学児までは、すべて800円です。
ファミリーや仲良しグループで行くと盛り上がりそうですよね。
近くの「うえやま温泉」もついでに寄ることもおススメします。
第5位「王将果樹園」 天童市大字川原子1303 023-657-3211
東根市の隣にある天童市もたくさんの農園があります。
特にこちらは、5月中旬くらいから温室さくらんぼ狩りが楽しめますし、上のインスタのようなさくらんぼソフトも美味しくて評判です。食べてみたいですよね。
カフェスペースもあり、ペット同伴可というところも嬉しいですね。
車いす、お子様用のトイレやベビーベッドもありますよ。
大人1,620~
「はとバスツアーのおすすめは?」
はとバスですから、当然東京都内からの出発になります。
山形までは遠いので(約400km)、さすがに日帰りというわけにはいきませんが1泊コースなら、意外にも3つもツアーが計画されていました!!
※内容やスケジュールなどは変更されている場合もありますのでご注意ください。
「どどん!とお土産1kg付♪「佐藤錦」さくらんぼ食べ放題と美女づくりの湯 作並温泉」
期間は、2019年6月11日~7月2日。大人1名25,800~30,800円で1泊2日。
ツアーのお題の通り、「佐藤錦」が食べ放題で、なんと1㎏のお土産付きという太っ腹なツアーです。
日本の滝百選にも選ばれている「秋保大滝」も巡り、夕食は約70種類のバイキングとマグロの解体ショーが待っていますよ。泊まりは、作並温泉「La楽リゾートホテルグリーングリーン」です。
出発は「浜松町」を朝8時。帰りは池袋経由で「東京駅」に19時30分到着予定です。
「名湯蔵王温泉大露天風呂と山形さくらんぼ&いちごW狩り♪/A:ホテルルーセントタカミヤ本館泊」
期間は、2019年6月2日~29日。大人1名23,800~36,800円で1泊2日。
こちらは、なんと「さくらんぼ」と「いちご」のW狩りです!
フルーツ王国ならではの贅沢なツアーです。
夕食は「みちのく名物食べ放題」で、山形牛しゃぶしゃぶ、山形そば(味が濃くて、麺にもコシがあります)、いも煮、季節の炊き込みご飯が頂けます。
(※食事を部屋でゆったりいただける「B」コース(大人1名27,800円~33,800円)もあります)
蔵王大露天風呂で、源泉かけ流しがたっぷりと楽しめますよ!
出発は、「浜松町」を朝7時30分。池袋経由で「東京駅」に20時30分到着予定です。
「【トイレ付きバス・レガートで行く】山形の奥座敷瀬見温泉と2万株のバラの花園に寒河江さくらんぼ狩り」
期間は、2019年6月9日~25日。大人1名26,800~43,800円で1泊2日。
ちなみに、トイレ付きバス 「レガート」は、こちらをご参照ください。
化粧室付バス「レガート」で行こう!
さくらんぼだけでなく、絶景の「東沢バラ園」と源泉かけ流しの大浴場に庭園を眺める露天風呂も魅力です。
「浜松町」を朝8時に出発。「東京駅」には、20時に到着予定です。
はとバス予約センターは、
03-3761-1100(8時~20時 年中無休)
「オススメの宿泊先は?」
東根は東根温泉も楽しめると良いですね。
「さくらんぼ東根温泉 よし田川別館」
東根市温泉町1-14-8
樹齢2,000年という古代檜大浴場とカップルにも人気の貸し切り風呂がありますよ。
口コミです。「接客が丁寧でした。山形はやはりお米が美味しくて、朝食のときは何回もおかわりしました。アットホームな感じの旅館で、また行きたいなと思いました。」
1泊7,000円(税込)~
詳細はこちら→さくらんぼ東根温泉 よし田川別館
「東根温泉 石亭小松」
東根市温泉町2-11-1 0237-42-1551
情緒あふれる銘石岩風呂がおススメです。他に大浴場や露天風呂も何度でも入れます。
女性限定の「なでしこプラン」(13,000円~)は、お抹茶とお菓子のサービスがあったり、地元食材を使った和食も期待できますよ。
う~ん、おいしそう!!
詳細はこちら→東根温泉 石亭小松
「ホテルシンフォニー」
寒河江市元町1-3-13 0237-86-2131
最後に寒河江市のホテルもご紹介。
ビジネスホテル風ですが、源泉かけ流しの露天風呂が楽しめます。
JR寒河江駅から歩いて3分という便利な立地が何よりおススメです。
駐車場も60台分。
7,650円~
詳細はこちら→ホテルシンフォニー
「まとめ」
いかがでしたでしょうか?
さくらんぼ農園は、正直言って、その数の多さにびっくりしました。
調べれば調べるほど、どこも良さそうなところばかりで・・・(笑)
そして、山形は、さくらんぼだけでなく、ぶどうやリンゴなど、他のフルーツも
名産が多いことも分かりました。
温泉も、山形と言えば「蔵王」と思っていましたが、「東根」にも「寒河江」にも
沢山あるので、さくらんぼ狩りで疲れた体を温泉で癒すのもいいですね。
サクランボなどこの時期のフルーツは夏野菜同様、熱く火照った体を冷やしてくれるので、
現地で食べるだけでなく、少し多めに持ち帰るのも良いのではないでしょうか。
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